ドラえもんのひみつ道具 (け)

「け」で始まるドラえもんのひみつ道具：詳細解説

この文章では、藤子・F・不二雄による漫画『ドラえもん』シリーズに登場する、読みが「け」で始まるひみつ道具を詳しく解説します。それぞれの道具の機能、登場作品、そしてアニメ版における描写の違いなどを踏まえながら、魅力的な世界を紹介します。

1. 警察犬つけ鼻

『ジャイアン殺人事件』（てんとう虫コミックス第39巻）に登場するこの道具は、鼻に装着することで、警察犬並みの優れた嗅覚を得ることができます。車の匂いを辿ることも可能で、犯人追跡に役立ちます。

2. ゲームブック

『冒険ゲームブック』（てんとう虫コミックス第38巻）に登場。現代のゲームブックを遥かに凌駕する、巨大な本型のゲームです。プレイヤーは本の中に入り込み、冒険を進めていきます。

「火竜の秘宝」というタイトルのロールプレイングゲーム風のゲームブックが、作中で使用されました。のび太と出木杉が挑戦し、しずかが「秘宝」役としてゲームに参加する展開が描かれています。出木杉は見事クリアしますが、のび太は反則行為によりペナルティを受けてしまうという、コミカルな描写が印象的です。アニメ版では、ジャイアンとスネ夫も参加するなど、原作とは異なる展開も見られます。

3. けしきカッター

『けしきカッター』（てんとう虫コミックス第42巻）に登場。カッターナイフのような形状で、空間に四角形を描くことで、その範囲の景色を切り取ることができる道具です。切り取った景色は、写真のように静止画ではなく、リアルタイムで変化する映像として捉えられます。

4. けしきテント

(※該当するひみつ道具は見当たりません)

5. 月光とう

『オオカミ一家』（てんとう虫コミックス第2巻）に登場する、懐中電灯型の道具。この光を浴びると、狼男のように狼に変身します。ただし、狼男ではなく、普通のオオカミに変身する点が重要です。

『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』では、意外な活躍を見せます。魔法世界の特性の影響で、悪魔の魔法に対抗する効果を発揮したのです。また、『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』にも登場していますが、こちらは単なる誤用でした。

6. 月光灯

テレビアニメ第2作第2期「オオカミ一家」に登場。月の光をエネルギー源とし、月の光を浴びて充電する仕組みになっています。

7. ケッシンコンクリート

『男は決心!』（てんとう虫コミックス第43巻）に登場する粉末状の道具。これを服用すると、決心が固まり、どんな困難にも屈せず、その決心を貫徹することができます。しかし、一度決心したことは、途中で取り消すことができないという制約があります。

8. けむりロボット

(※該当するひみつ道具は見当たりません)

9. ゲラゲライヤホン

『わらってくらそう』（てんとう虫コミックス第8巻）に登場するイヤホン型の道具。これを装着すると、どんな音や話も面白く聞こえてしまうため、周囲とのコミュニケーションに支障をきたす可能性があります。

10. ゲラメソプンピストル

『ゲラメソプンピストル』（藤子・F・不二雄大全集第11巻）に登場するピストル型の道具。笑い弾、泣き弾、怒り弾の3種類の弾丸を発射し、対象の感情を操作します。動物に使用した場合も、人間の感情表現に似た反応を示す点が興味深いでしょう。

11. ケロンパス

『ケロンパス』（てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』6巻）に登場する湿布型の道具。身体に貼ると疲れを吸い取ることができます。複数人分の疲れを吸い取ることが可能ですが、アニメ版では吸い取れる疲れの量に限界があるという設定に変更されています。また、使い捨ての道具であるという記述も存在します。

12. けんか手ぶくろ

『ねがい星』（てんとう虫コミックス第10巻）と『のび太の0点脱出作戦』（てんとう虫コミックス第37巻）に登場。この手袋を装着すると、自分自身と戦うことができます。アニメ版では、装着者を強化する道具として描写されている場合もあります。

13. けんかマシン

『けんかマシン』（藤子・F・不二雄大全集第1巻）に登場。入れじた、いなずまソックス、パワー手ぶくろの3つの道具で構成されるセットです。それぞれ、相手を威嚇する、素早く動く、強力な力を発揮するといった効果があります。

14. 元気えさ

『元気えさ』（てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもんカラー作品集』第6巻）に登場する、こいのぼりに与える餌。これを食べさせると、こいのぼりが元気に泳ぎます。しかし、与えすぎると、こいのぼりが逃げ出してしまうという注意点があります。

15. 元気の出るばくだん

『きらいなテストにガ〜ンバ!』（てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』第1巻）に登場する球体型の道具。投げると爆発し、身近な人の顔が現れ、励ましの言葉をかけますが、必ずしもやる気を引き出せるとは限りません。

16. 原子おはじき

てんとう虫コミックス第11巻巻末の「ドラえもん大事典」に登場。電子顕微鏡を使って原子を操作し、おはじき遊びをするための機械です。

17. 原子核破壊砲

『ぼく、桃太郎のなんなのさ』（てんとう虫コミックス第9巻）に登場。鬼ヶ島で鬼に対抗するために用意された武器ですが、実際には使用されませんでした。

18. 原始生活セット

『ドラえもん のび太の日本誕生』に登場。エアコンスーツとショックスティックで構成され、原始時代での生活を補助する道具です。エアコンスーツは気温調節機能を持ちますが、極寒環境では効果が限定的です。ショックスティックは強力な電撃を発射します。

19. 現実中継絵本

『現実中継絵本』（てんとう虫コミックス第44巻）に登場。絵本に、現実世界の対象物を映し出すことができます。

20. 現実ビデオ化機

『空ぶりは巻きもどして…』（てんとう虫コミックス第35巻）に登場。現実世界の時間を巻き戻したり、早送りしたりできる道具です。

21. 原子力潜水艦型ゼンマイ式潜地艦

『ゼンマイ式潜地艦』（てんとう虫コミックス第35巻）などに登場。ゼンマイ式の小型潜地艦です。

22. 顕微望遠鏡

『しあわせのお星さま』（てんとう虫コミックス第18巻）に登場。顕微鏡と望遠鏡の機能を併せ持つ道具です。

23. 原料ライト

『ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ!?』（てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』第3巻）に登場。物を原料の状態に戻す道具です。

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