ドラえもんのひみつ道具 (み)

ドラえもんのひみつ道具（読みが「み」で始まるもの）

この記事では、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』シリーズに登場する、読みが「み」で始まるひみつ道具を網羅的に解説します。『ドラえもん』本編だけでなく、『大長編ドラえもん』シリーズやその他の作品にも登場する道具も含まれています。各道具の機能や特徴、そして作品における使用例などを詳しく見ていきましょう。

各ひみつ道具の詳細

1. 見えなくなる目薬: この目薬を使用すると、他人の姿が見えなくなります。透明人間になるわけではない点が重要です。のび太が使用した際には、自転車だけが走っているように見え、幽霊と勘違いされる場面がありました。

2. 味方指わ: 指に装着する指輪型の道具で、拳を握り締めると光線を放ち、その光線を浴びた者を味方にすることができます。ただし、複数人を味方にした場合、彼らの意見が対立し争う可能性もある点が注意が必要です。

3. 身がわり紙人形: 本人が嫌なことを代わりに紙人形にやらせることができる道具です。しかし、紙人形が独自の行動をとる場合もあるため、注意が必要です。雛人形の「身代わり」という日本の伝統的な風習がヒントになっていると考えられます。驚くべきことに、周囲の人間は紙人形を本人と認識し、食事をすることすら可能です。

4. 身代わりテレビ: 「身代わりテレビA」と「身代わりテレビB」の2つの装置から構成される道具です。「B」をかぶると、「A」の画面に自分の顔が映し出され、遠隔地の様子を見たり、音声を聞いたり、温度を感じたりできます。さらに、「B」をかぶった状態で話すと、「A」のある場所へ声が伝わり、ボタン操作で「A」を遠隔操作することも可能です。いわば高度なテレプレゼンスロボットと言えるでしょう。しかし、頭のサイズに制限があるため、誰でも使用できるわけではありません。

5. 身がわりバー: 2人がバーの両端を持つと、心はそのままに体が入れ替わる道具です。「入れかえロープ」や「トッカエ・バー」など、同様の機能を持つ道具も存在します。

6. みがわりペンダント: ペンダントに誰かの姿を映すと、その人物に変身できます。写真は白黒写真だと変身後の姿も白黒になるなど、細かい点にも特徴があります。

7. 身がわりマイク: マイク型の道具で、矢印を他の人に向けながら話すと、その人物が代わりにしゃべるというユニークな機能を持っています。

8. みこみ予ほう機: 物事が成功するか失敗するかを予測する道具です。成功ならラッパの音、失敗ならアカンベーというシンプルな出力方法ですが、あくまで「見込み」であり、未来は努力次第で変えられるというメッセージが込められています。

9. ミサイルつき原子力潜水艦: 長さ約40～50cmの小型潜水艦で、ラジコン操作だけでなく、スモールライトで小さくなって乗り込むことも可能です。そのサイズからは想像できないほどの高性能で、魚雷やミサイルも搭載されています。動力源は「ニュークリアー・フォース・バッテリー」という、原子を分解して電子に変換する特殊な電池を使用しているようです。

10. 高性能ミニ潜水艦: アニメ版に登場する潜水艦で、原子力に関する記述はありませんでした。

11. 水加工用ふりかけ: 水を様々な物質に変えることができるふりかけです。粘土、スポンジ、鉄、発泡スチロール、布、ペンキなど、様々な種類があり、それぞれ水に独特の性質を与えます。「水もどしふりかけ」で元に戻すこともできますが、使用方法を間違えると大変なことになります。「水ビル建築材」と併用することで、建物を建築することも可能です。

12. 水切りのこぎり: うき水ガスで固めた雲を、固まったまま切断できるのこぎりです。

13. 水手ぶくろ: 水をつかんで、自由に形を変えることができる手袋です。水の城を作るなど、創造的な作業に利用できます。

14. 水ビデオ: 水に映った過去の光景を再生できる機械です。時間を指定して再生できるだけでなく、再生した水を保存することで何度でも同じ映像を見ることができます。

15. 水ビル建築材: 水加工用ふりかけと併用して、設計図通りの水の建造物を自動で作る機械です。

16. 水よけロープ: 輪に結ぶと、輪の内側に水が入らなくなるロープです。水中での作業などに使用できます。

17. みせかけつり針: 魚が掛かると、指定した倍率まで膨張させる釣り針です。生物だけでなく、ロボットにも効果があります。

18. みせかけモテモテバッジ: 特定の女性を記憶させると、周囲の女性を惹きつけるバッジです。モテない男性向けの、やや皮肉的な道具と言えるでしょう。

19. みせかけ落がきペン: ペンで輪郭と名前を書くと、そこに物があるように見せかけることができるペンです。しかし、実体がないため触ることはできません。

20. 見たままスコープ: ヘッドギアと映写機で構成される道具で、装着者の過去の視覚情報を映像として再生できます。再生中はヘッドギアを外すことができません。

21. みたままベレー: ベレー帽をかぶると、見たままの風景を自動的に描くことができる道具です。「自動二十四色ふで」と併用して使用します。夢の中の様子を描くことも可能です。

22. 道すじカード: カードに道筋を描いて物に貼り付けると、その通りに物を動かすことができます。

23. 道すじカットボード: ボードに地図を表示し、ペンで線を引くことで、その区間を瞬間移動できる道具です。

24. 未知とのそうぐう機: 宇宙人に連絡を取り、UFOを呼び寄せることができる道具です。発明されたばかりの時点ですでに宇宙戦争を引き起こしかけたことがあるという、危険な一面も持ち合わせています。

25. みちび機: 悩み事を解決するための道具で、おみくじのような形で解決策を示してくれます。

26. ミチビキエンゼル: 天使の姿をした指人形で、相談すると的確な判断を返してくれます。しかし、使用者にとって都合の良い答えしか返さないため、時には周囲に迷惑をかける可能性もあります。

27. 密閉空間探査機: 危険な場所の内部を調査するための道具で、内部の様子をリアルタイムで観察できます。

28. ミニ頭: 手足に装着して、もう一つの頭脳として機能させる道具です。複数のミニ頭を装着することで、複数の作業を同時に行うことができます。

29. ミニ雨雲: 小さな雲で、雨や雷を発生させることができます。

30. ミニカーガレージ: ミニカーが格納されたガレージで、様々な種類のミニカーを取り出すことができます。ミニカーは実用的な機能を持っています。

31. ミニサイズハンググライダー: 小さなハンググライダーで、空を飛ぶことができます。

32. ミニサンタ: 暖炉型の装置で、小型のサンタロボットがプレゼントを持って出てきます。

33. ミニ植物の種: 種を蒔くと、ミニサイズの草原がすぐに生えてきます。

34. ミニだこ: 手のひらサイズの小さな凧です。

35. ミニ探検隊: 頭が大きな目玉の小型ロボットで、探検を手伝ってくれます。

36. ミニチュア家具: 人形遊び用の小さな家具で、ビッグライトで大きくして使用できます。

37. ミニテレビ局: 豆粒サイズの道具で、人の見ている景色や聞いている音声をテレビで再生できます。

38. ミニ熱気球: 小さな熱気球で、風任せに飛行します。「ジェット気流発生機」と併用することで、目的地まで飛行させることができます。

39. ミニハウス: ミニチュアの家屋で、ガリバートンネルで小さくなった人が住むことができます。

40. ミニ飛行機: 模型のような小さな飛行機ですが、実際に乗って操縦できます。様々な種類の飛行機があり、戦闘機タイプは武器も搭載されています。

41. ミニ・ブラックホール: ブラックホールの模型で、少量を食べるだけで食欲が増進します。食べすぎると危険です。「ブラックホール分解液」で体内のブラックホールを分解できます。

42. ミニブルドーザー: 玩具サイズのブルドーザーですが、実際に使用できます。

43. ミニ野球場とミニプレイヤー: 自動で野球の試合をする玩具です。

44. ミニ雪ぐも: 小さな雪雲で、雪を降らせることができます。

45. ミニ雷雲: 小さな雷雲で、激しい落雷を起こすことができます。

46. みの虫式ねぶくろ: 野外で使用する寝袋の一種です。

47. 耳せん: ジャイアンの対策として用意された耳栓ですが、実際に使用されることはありませんでした。

48. 耳バン: 音を遮断する道具で、耳栓よりも効果が高いです。

49. ミミダケとシャベリップ: 周囲の音を録音・再生できる道具です。

50. 未来小切手帳: 未来の収入を先取りして使える小切手帳です。使いすぎると危険です。

51. 未来図書券: 未来に発行される本を取り寄せることができるチケットです。

52. 未来の最新型8ミリ: 未来の8ミリカメラで、自動的に映像を記録できます。

53. 未来の宇宙船: 帆船のようなデザインの宇宙船で、ワープ航法も可能です。

54. 未来の小学四年生: 22世紀の雑誌で、開くと巨大化し、記事や写真が動きます。

55. 未来のチョコQ: 高性能なミニチュアカーです。

56. 未来のルームマラソン: 走っている景色を見ながら走ることができるトレッドミルです。

57. 未来ラジオ: 未来の特定時刻の音声を再生できるラジオです。

このリストは網羅的であることを目指していますが、すべてのひみつ道具を網羅しているとは限りません。また、各道具の詳細は作品によって多少異なる場合があります。 各道具の詳しい描写や使用例は、それぞれの作品をご参照ください。

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