ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー

概要

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』は、2006年12月28日にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用の育成RPGです。本作は「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの第4弾で、暗色が使われたタイトルロゴが新しい印象を与えており、従来のロゴとは異なり、スピンオフ的な要素を強調しています。

本作では、著名なゲームデザイナー堀井雄二がシナリオ及びゲームデザインを手掛け、有名なキャラクターデザインの鳥山明や音楽家すぎやまこういちが参加しています。開発においては、携帯機でも高いクオリティを実現し、少ない時間と費用で開発が行われたことが堀井の手応えとして語られています。この取り組みが後の『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』に繋がっています。発売からの出荷本数は190万本を超え、前作に比べて大幅に売り上げを伸ばしました。

ゲームメカニクスとしては、呪文の整理やさまざまな新魔法が追加され、古いタイプの魔法はいくつか廃止されました。また、初めてインターネット機能が搭載され、特別な隠しモンスターのデータを入手するイベントが設けられました。東京ゲームショウ2007では、「日本ゲーム大賞2007」の優秀賞も受賞しました。

物語の概要

物語は、主人公である少年が神に選ばれたモンスターマスターとして成長する過程を描いています。彼は「スカウトリング」と呼ばれる特別なリングを使い、モンスターを仲間にしながら、様々な島を冒険します。ノビス島での神獣との出会いや、バトルGPへの参加を通じて、彼の成長や仲間との絆が深まっていきます。

物語の舞台となる「グランプール諸島」には、ノビス島、アルカポリス島、デオドラン島など、7つの島があります。これらの島はそれぞれ独自の環境や特性を持ち、主人公は様々な試練に挑んでいきます。特に主人公は、バトルGPでの勝利を目指し、他のマスターたちと競い合います。

登場キャラクター

• - 主人公: 15歳の少年で、スカウトリングを使ってモンスターを仲間にし、バトルGPに挑む。
• - 神獣: 主人公と共に冒険する特殊なモンスターで、いくつかの形態に進化する。
• - アロマ・ゲブズリン: 主人公のライバルであり、デオドラン島のマダム・デオドラの娘。
• - カルマッソ: バトルGPの協会会長で、実は主人公たちの敵となる存在。

ゲームシステム

本作は、3Dグラフィックスによる移動と戦闘を採用しており、シンボルエンカウント方式でモンスターとの接触によって戦闘が開始されます。時間経過による昼夜の変化も取り入れられています。ゲーム内のモンスターは210種類存在し、成長限界や特殊能力、耐性など多様な要素が設定されています。

モンスターはスカウトリングを使って仲間にし、スキルポイントを振り分けながら成長をカスタマイズできます。特に、配合や神獣配合などの独自の成長システムが盛り込まれており、その多様性がプレイヤーに新しい体験を提供します。

(以下省略)

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