ドロー・ザ・ライン

エアロスミス - ドロー・ザ・ライン

「ドロー・ザ・ライン」(Draw the Line)は、アメリカのロックバンド、エアロスミスが1977年12月に発表した5枚目のアルバムです。日本での発売元はソニー・ミュージックレコーズでした。

解説

前作「ロックス」の成功後、メンバーはドラッグに深く依存した状態にありました。そのような状況下で制作されたのが本作です。創造性と破滅が隣り合わせだった時期の作品と言えるでしょう。

アルバムのジャケットは、1930年代からブロードウェイ・ミュージカルの風刺画で名を馳せたアルバート・ハーシュフェルドによるメンバーのドローイングが使用されています。独特のタッチで描かれたメンバーの姿は、アルバムの混沌とした雰囲気を象徴しているかのようです。

日本では、オリコンチャートでエアロスミスのアルバムとして初のトップ10入りを果たし、バンドの日本での人気を確固たるものとしました。

収録曲

1. ドロー・ザ・ライン (Draw the Line) - 3:22 (作詞・作曲: Steven Tyler, Joe Perry)
2. アイ・ワナ・ノウ・ホワイ (I Wanna Know Why) - 3:08 (作詞・作曲: Tyler, Perry)
3. クリティカル・マス (Critical Mass) - 4:50 (作詞・作曲: Tom Hamilton, Jack Douglas)
4. ゲット・イット・アップ (Get it Up) - 4:01 (作詞・作曲: Tyler, Perry)
5. ブライト・ライト・フライト (Bright Light Fright) - 2:19 (作詞・作曲: Perry)
6. キングズ・アンド・クイーンズ (Kings and Queens) - 4:53 (作詞・作曲: Hamilton, Joey Kramer, Tyler, Brad Whitford, Douglas)
7. ザ・ハンド・ザット・フィーズ (The Hand That Feeds) - 4:21 (作詞・作曲: Hamilton, Kramer, Tyler, Whitford, Douglas)
8. サイト・フォー・ソア・アイズ (Sight for Sore Eyes) - 3:51 (作詞・作曲: Tyler, Perry, Douglas, D.Johansen)
9. ミルク・カウ・ブルース (Milk Cow Blues) - 4:12 (作詞・作曲: K.Arnold)

参加ミュージシャン

スティーヴン・タイラー - ボーカル、アコースティック・ギター、ハーモニカ、ピアノ、キーボード
ジョー・ペリー - ギター、スライドギター
ブラッド・ウィットフォード - ギター
トム・ハミルトン - ベース
* ジョーイ・クレイマー - ドラムス、パーカッション

「ドロー・ザ・ライン」は、エアロスミスのキャリアの中でも特に波乱に満ちた時期に制作されたアルバムであり、その危うい魅力が多くのファンを惹きつけています。

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