ドワイト・パウエル

ドワイト・ハーラン・パウエル（Dwight Harlan Powell, 1991年7月20日 - ）は、カナダ・オンタリオ州トロント出身のプロバスケットボール選手であり、NBAのダラス・マーベリックスに所属しています。ポジションは主にパワーフォワード、またはセンターです。

学生時代

IMGアカデミーでは、シニア年次に平均23.2得点、11.6リバウンド、4.4アシスト、2.3ブロックを記録し、その才能の片鱗を見せました。大学のリクルートサイトでは、全体25位、パワーフォワード8位という高評価を得ています。

2010年から2014年まで、スタンフォード大学で4シーズンに渡って活躍。1年次には31試合に出場し、平均5.8得点、4.6リバウンドを記録。パシフィック10カンファレンスのオール・ルーキー・チームに選出されました。2年次にはNITチャンピオンに輝き、3年次には平均14.9得点、8.4リバウンドを記録し、NABC全地域セカンドチーム、オール・パシフィック12・ファーストチームに選ばれるなど、着実に成長を遂げました。4年次には平均14.0得点、6.9リバウンドを記録し、2度目のオール・パシフィック12・ファーストチームに選出されています。

NBAでのキャリア

ボストン・セルティックス

2014年のNBAドラフトで、2巡目全体45位でシャーロット・ホーネッツから指名された後、クリーブランド・キャバリアーズ、そしてボストン・セルティックスへとトレードされました。セルティックスでは、Dリーグのメイン・レッドクロウズにも数回アサインされています。

ダラス・マーベリックス

2014年12月18日、ラジョン・ロンドとのトレードでダラス・マーベリックスへ移籍。2015年1月14日のデンバー・ナゲッツ戦でシーズンハイの11得点を記録しました。マーベリックスでもDリーグのテキサス・レジェンズにアサインされるなど、下積み時代を経験しました。

2015-16シーズンには開幕ロースターに残り、11月3日には自身初のダブルダブルを達成。4日後には自己最多となる15得点を記録しました。このシーズンは69試合に出場し、平均5.8得点、4.0リバウンドを記録しています。

2016-17シーズンには、4年総額3700万ドルで契約を延長。77試合に出場し、平均6.7得点を記録しました。

2017-18シーズンは79試合に出場し、平均8.5得点、5.6リバウンドを記録。出場時間も増加し、チームへの貢献度を高めました。

2018-19シーズンには、ワシントン・ウィザーズ戦で自己最多の26得点を記録。デアンドレ・ジョーダンの控えセンターとして、またジョーダンの移籍後は先発としても活躍し、77試合に出場、平均10.6得点を記録しました。

2019-20シーズンには、2023年夏までの3年総額3300万ドルで契約を延長。クリスタプス・ポルジンギスの加入やダーク・ノヴィツキーの引退などチーム状況が変化する中、パワーフォワードとしての出場機会を増やしましたが、2020年1月21日のロサンゼルス・クリッパーズ戦でアキレス腱断裂という重傷を負い、シーズンを終えることとなりました。このシーズンは40試合に出場し、平均9.4得点を記録しています。

2020-21シーズンには怪我から復帰を果たしました。



長年の間、マーベリックスを支える選手の一人として活躍しています。

プレースタイル

献身的な姿勢でチームに貢献する選手です。得点、リバウンド、ディフェンスと、何でもこなせるオールラウンダーとしての能力を発揮します。

その他

カナダ代表としても活躍しています。

外部リンク

NBA.com ドワイト・パウエル
Basketball-Reference.com

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