ナカタ・ユウタ

ナカタ・ユウタ：苦難を乗り越えデスマッチを彩るプロレスラー

ナカタ・ユウタ（1981年8月16日 - ）は、本名：仲田 祐太という日本のプロレスラーです。その波乱万丈なキャリアと、デスマッチへの情熱に焦点を当ててご紹介します。

初期キャリアと苦難の始まり

ナカタ選手は、格闘プロレスリングSSSでキャリアをスタートさせました。しかし、2002年のデビュー戦で金子智和（現：金子スグル）選手の筋肉バスターを受け、背中と腰に大怪我を負ってしまいます。約2年間のリハビリを経て復帰するも、腰と背中には常に爆弾を抱え、スラム系の技を試合で控えるようになりました。

復帰、そしてタッグ路線へ

2004年、総合格闘技の師である大石大介選手と共に復帰戦を飾りました。しかし、怪我の影響で思うような動きができず、2005年からはタッグ路線へと転向。2005年から2007年までは茨城県を拠点に活動しました。

東京進出とデスマッチへの傾倒

2008年、ナカタ選手は東京に進出し、ターザン後藤一派に参戦。ドラゴンソルジャーLAW選手を病院送りにするなどの活躍を見せました。ターザン後藤選手との対戦を機に、有刺鉄線ボードデスマッチを行うなど、デスマッチ色が強まっていきます。

スーパーFMWでは、大仁田厚選手の引退後、トップに昇格。ハードコアデスマッチ路線に挑み、画鋲や有刺鉄線ボードデスマッチでターザン後藤選手のビール瓶やシャーク土屋選手の鎖鎌による傷跡が左腕に残りました。この傷は、羽沙羅選手を庇った際に負ったもので、2人の絆を物語っています。

2010年のスーパーFMWでは、松本トモノブ選手がデスマッチから逃れるためにナカタ選手をメインに持ち上げたと暴露されるなど、波乱もありました。ミスターポーゴ選手、ターザン後藤選手との試合が多く、白のペイントに黒の模様が入ったスタイルが特徴的でした。ミスターポーゴ選手との試合での仮死状態からの復活が、現在の死神スタイルのルーツとなっています。

3メートルのラダースワントーンなどの危険な技も披露していましたが、2012年に背中の怪我の悪化により長期リハビリのため離脱しました。

レフェリー、そして花鳥風月へ

2017年には、ちがさきプロレスにレフェリーとして参加しました。2018年、シアタープロレス花鳥風月にブラックウルフとして参戦し、鮮やかなスワントーンボムを見せるも、マスクを剥がされ正体がバレてしまいます。その後、正式に入団し、花鳥風月の派生団体であるYOKOHAMA花鳥風月の代表に就任。同年10月には女子プロレスラーの川田由美子選手との結婚を発表しました。しかし、2019年中旬頃には花鳥風月での活動実績がなくなり、退団扱いとなっています。

得意技

スワントーンボム
ツイスターカッター
スタナー
ファイナルカット
619

タイトル歴

wXw Japan
第5代King of Legend
初代Tag of Legend
第2代Sky of Legend
格闘プロレスリングSSS
第4代S-1王座
Hプロダクション
第6代Hプロチャンピオン
初代Hプロタッグチャンピオン
第4代Hプロバトルロイヤルチャンピオン

入場曲

bacteria（hide）
Pray（水樹奈々）
英雄（doa）
* グレート・ユタ

グレート・ユタ誕生秘話

ターザン後藤一派の大会で、グレートミタ選手の代役として「グレートミタ」として登場したことがきっかけで、グレートユタが誕生しました。グレートサタ選手とタッグを組むなどの活動をしていましたが、本人がペイントで試合をすることが多かったため、グレートユタとしての活動は自然消滅しました。

ナカタ・ユウタ選手は、怪我に苦しみながらも、その個性的なキャラクターとデスマッチへの情熱で、プロレス界に確かな足跡を残しています。

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