ナリマン・ナリマノフ駅

ナリマン・ナリマノフ駅は、アゼルバイジャンの首都バクーを走るバクー地下鉄の1号線（レッドライン）にあります。
この駅名は、アゼルバイジャン出身の著名な革命家、ナリマン・ナリマノフに由来します。

歴史

ナリマン・ナリマノフ駅は1967年11月6日に開業しました。
開業から1970年までは、レッドラインの終着駅としての役割を果たしていました。
駅は、バクー市内の主要な交差点であるタブリーズ通りとアガ・ネマトゥッラ通りの地下に位置しています。

1995年バクー地下鉄火災

1995年10月28日、ナリマン・ナリマノフ駅とウルドゥズ駅の間で、痛ましい事故が発生しました。
ウルドゥズ駅からナリマン・ナリマノフ駅に向かっていた列車内で火災が発生し、「1995年バクー地下鉄火災」として記録されています。
この事故により、乗客286名（子供28名を含む）と救助隊員3名の合わせて289名が犠牲となり、270名が負傷するという、アゼルバイジャン史上最悪の地下鉄事故となりました。

駅構内の音楽

ナリマン・ナリマノフ駅では、列車の到着時に、アゼルバイジャンの著名な作曲家アリフ・マリコフの楽曲『ギュレリム』の一節が流れます。
駅構内や列車内でこの美しいメロディーを耳にすることができるでしょう。

ナリマン・ナリマノフ駅は、バクーの交通を支える重要な駅であると同時に、過去の悲しい出来事を忘れないための場所でもあります。

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