ナロン

スペイン北西部、ガリシア州ナロンの魅力

ナロンは、スペイン北西部ガリシア州のア・コルーニャ県に位置する自治体です。リア・デ・フェロル（フェロル湾）に面しており、コマルカ・デ・フェロルを構成する自治体の一つとして、フェロル都市圏の発展と共に重要な役割を担っています。住民呼称はnaronés/-esa。

地理と人口

ナロンはア・コルーニャ県の北部に位置し、北は大西洋、南はリア・デ・フェロルに面しています。周辺の自治体としては、北にバルドビーニョ、東にサン・サドゥルニーニョ、南にネダ、西にフェロルがあります。

2010年のガリシア統計局のデータによると、ナロンの人口は38,285人であり、ガリシア州内で8番目、ア・コルーニャ県内ではア・コルーニャ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、フェロルに次いで4番目の人口規模を誇ります。

ナロンは8つの教区で構成されており、そのうち7つは村落地域ですが、人口の多くは市街地の教区に集中しています。ガリシア語話者の割合が高いことも特徴で、2001年の調査では88.88％の住民がガリシア語を話します。

経済と政治

ナロンの経済は、フェロル都市圏の一部として、商業やサービス業が中心となっています。また、リア・デ・フェロルに面していることから、漁業も重要な産業の一つです。

政治面では、TEGA（Terra Galega、ガリシアの大地）のショセ・マヌエル・ブランコが自治体首長を務めています。自治体評議員の構成は、TEGA：8、ガリシア国民党（PPdeG）：8、ガリシア民族主義ブロック（BNG）：2、ガリシア社会党（PSdeG-PSOE）：2、（CG）：1となっています（2011年5月22日の自治体選挙結果）。

歴史と文化

ナロンには、サン・マルティーニョ・デ・シュビア修道院という重要な史跡があります。この修道院はロマネスク建築の美しい建物で、ナロン教区のオ･コウト地区に位置しています。

教区

ナロンは以下の8つの教区に分かれています。

Castro
Doso
Pedroso
Piñeiros
Sedes
Trasancos
淝 (O Val)
ナロン (Narón)

太字は自治体中心地区のある教区です。

ナロンは、美しい自然、豊かな文化、そして活気ある経済が調和した魅力的な自治体です。ガリシア地方を訪れる際には、ぜひナロンにも足を運んでみてください。

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