ニコニコ大会議

ニコニコ大会議とは

ニコニコ大会議は、株式会社ドワンゴが主催していた、ニコニコ動画に関する大規模なユーザー向けイベントです。2008年から2011年にかけて開催され、ニコニコ動画の進化と共にその内容も変化していきました。このイベントは、ニコニコ動画の新しい機能の発表や、ユーザーが参加できる様々な企画が盛り込まれており、ニコニコ動画コミュニティの活性化に大きく貢献しました。

イベントの概要

当初、ニコニコ大会議は無料で、会場での観覧と生放送での視聴が可能でした。しかし、2010年の夏大会議からは有料イベントとなり、ニコニコ動画のユーザーにとって特別なイベントとしての地位を確立しました。このイベントは、単なる発表会ではなく、ニコニコ動画の多様なコンテンツを体験できる総合的なイベントとして展開されました。特に、歌い手によるライブパフォーマンスは、ユーザーからの人気を集め、イベントの重要な要素となりました。

ニコニコ大会議は、後にニコニコ超会議へとその役割を引き継ぎましたが、日本のサブカルチャーを代表する巨大イベントの先駆けとなったことは間違いありません。

イベントの歴史

2008年:

7月4日: 「ニコニコ大会議2008〜日本の夏、ニコニコの夏〜」がJCBホールで開催されました。このイベントは、ニコニコ動画初のイベントであり、新機能発表と報道関係者向けの質疑応答が主な内容でした。
12月4日: 「ニコニコ大会議2008冬 〜ザ・デイ・ビフォー・明後日〜」がJCBホールで開催されました。この回から、新機能発表に加えて、歌い手によるパフォーマンスが取り入れられ、エンターテイメント性が増しました。

2009年 - 2010年:

11月～2月: 「ニコニコ大会議2009-2010 ニコニコ動画（9）全国ツアー」が開催されました。仙台市、金沢市、高知市、福岡市、大阪市、名古屋市、札幌市、広島市の全国8都市のライブハウスを巡るライブイベントでした。このツアーから、「新機能発表」と「歌い手によるライブ」がセットで行われる形式が確立しました。
2月19日・20日: 「ニコニコ大会議ツアーファイナル2Days」がJCBホールで開催されました。全国ツアーの集大成として、2日間にわたって講演が行われ、「大会議」はライブイベントとしての色合いを強めていきました。

2010年:

8月26日: 「ニコニコ大会議2010夏〜笑顔のチカラ〜」がC.C.レモンホールで開催されました。この大会議から、有料イベントへと変更されました。
10月28日: 「ニコニコ大会議2010秋〜それはロックか?〜」がSHIBUYA-AXで開催されました。この回から、オールスタンディング形式となり、CG演出が導入され、よりライブパフォーマンスに特化したイベントとなりました。
12月～2011年1月: 「ニコニコ大会議2010-2011全国ツアー 〜ありがとう100万人〜」が開催されました。2009-2010年のツアーで巡った8都市に高崎市を加え、全国9都市で開催されました。

2011年:

2月4日・5日: 「ニコニコ大会議2010-2011全国ツアー 〜ありがとう100万人〜 FINAL（凸）・（凹）」がJCBホールで開催されました。この大会議では、パフォーマー、踊り手、生放送主など、幅広いジャンルの著名なユーザーが参加し、イベントを盛り上げました。
5月22日: 「ニコニコ大会議2011 in 台湾」が開催されました。初の海外開催となりました。

その後

ニコニコ大会議は、2012年以降はニコニコ超会議やニコニコ超パーティーにその役割を譲り、姿を消しました。しかし、その歴史はニコニコ動画の発展に大きな影響を与え、現在のニコニコ動画イベントの礎となっています。

脚注

日本経済新聞 IT PLUS 2010年2月26日掲載の記事に、ニコニコ大会議に関する記述があります。

関連情報

ニコニコ超会議: 2012年以降に行われているニコニコ大会議の後継イベントです。

外部リンク

ニコニコ大会議 Official Website

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