ニッキー・デルモニコ

ニコラス・ジョン・デルモニコ：野球選手、そして指導者として

ニコラス・ジョン・デルモニコ（Nicholas John Delmonico, 1992年7月12日 - ）は、アメリカ合衆国テネシー州ノックスビル出身の元プロ野球選手（外野手）です。右投左打。

プロ野球選手としての道のり

2011年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから6巡目指名を受けプロ入り。2012年にA級デルマーバ・ショアバーズでプロデビューを果たし、95試合に出場、打率.249、11本塁打、54打点、18盗塁を記録しました。

2013年にはA+級フレデリック・キーズでプレーしていましたが、同年7月23日にフランシスコ・ロドリゲスとのトレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。移籍後はA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズでプレーし、シーズン通算で打率.232、13本塁打、39打点、7盗塁を記録しました。

2014年もA+級ブレバード・カウンティでプレーしましたが、薬物検査で陽性反応を示したため、50試合の出場停止処分を受けました。2015年2月6日に自由契約となっています。

ホワイトソックスでの挑戦

2015年2月11日、シカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結びました。同年はA級とAA級でプレーし、2球団合計で64試合に出場、打率.251、4本塁打、34打点を記録。オフにはアリゾナ・フォールリーグにも参加しました。

2016年はAA級とAAA級でプレーし、2球団合計で110試合に出場、打率.279、17本塁打、61打点、3盗塁を記録し、着実にステップアップしました。

2017年はAAA級で開幕を迎え、99試合に出場して打率.262、12本塁打、45打点、4盗塁を記録。同年8月1日にメジャー契約を結び、トロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビュー。「5番・左翼手」として先発出場し、8回裏にメジャー初安打を放ちました。この年メジャーでは43試合に出場、打率.262、9本塁打、23打点、2盗塁を記録しました。

2019年6月10日に自由契約となりましたが、同年12月16日にホワイトソックスとマイナー契約を再締結。2020年はメジャー契約を結びましたが、その後マイナー契約となり、オフにFAとなりました。

レッズ傘下での挑戦と引退

2021年2月3日、シンシナティ・レッズとマイナー契約を結びましたが、AAA級で19試合に出場後、自由契約となり、現役を引退しました。

指導者としての新たな道

引退後、2022年にホワイトソックス傘下A+級ウィンストン＝セーラム・ダッシュの打撃コーチに就任。2023年からはAA級バーミングハム・バロンズの打撃コーチを務め、若手育成に力を注いでいます。

家族

父のロッド・デルモニコは大学野球指導者で、テネシー大学の野球部監督を18年間務めました。また、2009年のWBCではオランダ代表の監督を務めるなど、野球界に貢献しています。

ニコラス・ジョン・デルモニコは、選手としての経験を活かし、次世代の野球選手育成に情熱を注いでいます。

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