ニック・ゴードン

ニコラス・チャド・ゴードンのプロフィール

ニコラス・チャド・ゴードン（1995年10月24日生まれ）は、アメリカ合衆国フロリダ州ハイランズ郡エイボンパーク出身のプロ野球選手で、内野手として活動しています。現在、MLBのマイアミ・マーリンズに所属しています。彼は右投げ左打ちのバッターであり、野球一家に育った選手です。彼の父親は元メジャーリーガーのトム・ゴードンで、兄もプロ野球選手であるディー・ストレンジ＝ゴードンです。

経歴

プロ入りとツインズ時代

ニコラス・ゴードンは、2014年のMLBドラフトでミネソタ・ツインズから1巡目（全体5位）で指名され、プロ入りを果たしました。契約後、アパラチアンリーグのルーキー級エリザベストン・ツインズでプロキャリアをスタートさせ、57試合に出場し、打率.294、1本塁打、28打点、11盗塁という成績を残しました。

その後、2015年にはA級シーダーラピッズ・カーネルズで125試合に出場し、打率.277、1本塁打、58打点、25盗塁を記録。2016年にはA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、116試合で打率.291と3本塁打、52打点、19盗塁を記録しました。この年のオフにはアリゾナ・フォールリーグでプレーし、さらなる成長を遂げました。

2017年には、MLB.comのプロスペクトランキングで8位、ツインズ内では1位に選出されるほどの期待がかかっていました。AA級チャタヌーガ・ルックアウツでのシーズンでは、122試合に出場し、打率.270、9本塁打、66打点、13盗塁をマークしました。また、この年のオールスター・フューチャーズゲームにアメリカ合衆国選抜として出場しました。

2018年は、メジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加しました。シーズンでは、AA級チャタヌーガとAAA級ロチェスター・レッドウイングスでのプレーを経て、合計141試合に出場。打率は.248、7本塁打、49打点、20盗塁を記録しました。オフには40人枠に登録され、流出を防ぎました。

メジャー昇格と成果

2019年にはAAA級ロチェスターで70試合に出場し、打率.298、4本塁打、40打点、14盗塁と好成績を収めましたが、2020年はCOVID-19の影響でシーズンが中止になり、公式戦での出場はありませんでした。

2021年、彼は4月24日にMLB昇格の知らせを受け、4月23日にメジャー初昇格を果たしました。最初の出場機会はなかったものの、5月6日のテキサス・レンジャーズ戦で初安打と初盗塁を記録しました。

2022年には138試合に出場し、打率.272、9本塁打、50打点、OPS.743と安定した成績を残しました。また、投手としても4試合に登板経験がありましたが、結果は振るわず、防御率22.09に終わりました。

2023年は怪我の影響で出場が減り、わずか34試合で打率.176、2本塁打、7打点という厳しい結果となりました。

マーリンズ時代

2024年2月、ニコラス・ゴードンはスティーブン・オカートとのトレードでマイアミ・マーリンズに加入しました。それに先立ち、ツインズとの年俸調停に敗れたことも影響していると言われています。

プレースタイル

兄ディーと同様に小柄な彼ですが、素晴らしい運動能力を兼ね備えており、特に打撃におけるバットコントロールと強肩が際立っています。一方で、守備においてはミスが多く評価は分かれています。これからの成長に期待がかかります。

結び

ニコラス・チャド・ゴードンはその家族背景と実力から、多くの期待が寄せられている若手選手です。彼の成長が今後のMLBでの活躍に繋がることを願っています。

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