ニック・トロピアーノ

ニコラス・ポール・トロピアーノ：メジャーリーグの旅

ニコラス・ポール・トロピアーノは、1990年8月27日、アメリカ合衆国ニューヨーク州で生まれました。右投げ右打ちの投手として、2011年のMLBドラフトでヒューストン・アストロズに指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

アストロズ時代とメジャーデビュー

マイナーリーグでは、アストロズ傘下の各チームで経験を積み、着実に実績を残しました。2011年のデビューから2013年にかけてはマイナーリーグで活躍し、2014年にはAAA級オクラホマシティ・レッドホークスで好成績を収めました。その活躍が認められ、同年9月1日、念願のメジャー契約を結び、メジャーデビューを果たしました。メジャーデビュー戦はシアトル・マリナーズ戦で、この年は4試合に先発登板しました。

エンゼルス、パイレーツ、ジャイアンツ、メッツ、レンジャーズと渡り歩く

2014年オフには、トレードでロサンゼルス・エンゼルスに移籍。エンゼルスでは先発ローテーションの一角として活躍し、2016年にはトミー・ジョン手術を受け、2017年シーズンは全休しました。2018年に復帰を果たすと、その後はヤンキース、パイレーツ、ジャイアンツ、メッツ、レンジャーズと複数のチームを渡り歩くこととなります。それぞれのチームで幾度かメジャー昇格を果たしては、再びマイナーリーグへと降格するなど、安定した活躍とは言い難いキャリアを送りました。 2020年にはパイレーツで7試合に登板し、防御率1.15と好成績を残しました。 しかし、その後もチームを転々とし、2022年シーズン終了後にはフリーエージェントとなりました。

投球スタイルと特徴

トロピアーノはフライ系の投球スタイルで、奪三振能力の高さは評価されています。しかし、一発病の傾向も持ち合わせており、それが彼のキャリアにおける課題の一つでもありました。スライダーを武器に、打者を翻弄するピッチングを見せましたが、安定した成績を残すためには、制球力と被本塁打数の抑制が今後の課題であったと言えるでしょう。

まとめ

ニコラス・ポール・トロピアーノは、メジャーリーグで10年近くにわたってプレーしたベテラン投手です。複数のチームを渡り歩きながらも、メジャーリーグで貴重な経験を積みました。彼のキャリアは、才能と潜在能力を持ちながらも、安定した活躍を続けることの難しさを示す一つの例と言えるかもしれません。今後の動向に注目が集まります。

詳細情報

生年月日: 1990年8月27日
出身地: アメリカ合衆国ニューヨーク州
投球・打席: 右投右打
ポジション: 投手
ドラフト: 2011年MLBドラフト5巡目（全体160位）
所属チーム: ヒューストン・アストロズ、ロサンゼルス・エンゼルス、ピッツバーグ・パイレーツ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツ、テキサス・レンジャーズなど

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