ニック・マティーニ

ニコラス・スコット・マティーニのプロ野球キャリア

ニコラス・スコット・マティーニ（Nicholas Scott Martini）は1990年6月27日にアメリカ・イリノイ州マクヘンリー郡クリスタルレイクで誕生したプロ野球選手で、外野手として活躍しています。MLBではシンシナティ・レッズに所属し、左投左打のスタイルで知られています。愛称は「ティーニ（Tini）」です。

経歴

プロ入り前

マティーニは若い頃、シカゴ・カブスの熱心なファンでした。彼の少年時代は、多くの野球少年と同様に、夢を持って育つことに影響を与えたことでしょう。

プロ入りとカージナルス傘下時代

2011年、マティーニはMLBドラフトの7巡目でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ選手としての道を歩み始めました。プロデビューは傘下のA-級バタビア・マックドッグスで、初年度は57試合に出場し、打率.167、19打点、8盗塁を記録しました。
2012年にはA級クァッドシティーズ・リバーバンディッツに所属し、130試合に出場して打率.266、2本塁打、52打点、11盗塁を達成。この年以降、彼の成績は徐々に向上しました。2013年にはA級ピオリア・チーフスでプレーし、106試合で打率.252、39打点を記録。2014年にはA+級パームビーチ・カージナルスとAA級スプリングフィールド・カージナルスで121試合出場し、打率.260で7本塁打、60打点を挙げ、その後も印象的な活躍を続けました。

2015年から2017年にかけては、AA級スプリングフィールドとAAA級メンフィス・レッドバーズでプレー。特に2017年には121試合で打率.294、70打点という素晴らしい成績を収め、オフにはフリーエージェント（FA）となる運命を迎えました。

アスレチックス時代

2018年1月、マティーニはオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結びました。彼はAAA級ナッシュビル・サウンズでシーズンを開始し、6月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースターに加わりました。メジャーデビューはテキサス・レンジャーズ戦で行い、この年は55試合に出場し、打率.296、1本塁打、19打点を記録しました。2019年8月26日にはDFA（Designated For Assignment）となりました。

パドレス時代

同年、マティーニはサンディエゴ・パドレスに加わりますが、11月には再びDFAされる結果に。サンディエゴでは短い間のプレーとなりました。

フィリーズ傘下時代

その後、2019年11月にシンシナティ・レッズに移籍しますが、その後は秋山翔吾の加入に伴ってDFAとなりました。2020年にフィラデルフィア・フィリーズと契約し、マイナー契約を経て傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでのシーズンを迎えました。COVID-19の影響で公式戦の出場が無かったため、この年は未出場の状態が続きました。

カブス時代

2021年に再度カブスとマイナー契約を結び、5月にはメジャー契約を結ぶことができました。しかし、同年6月には再度DFAされ、マイナー契約に戻る事態に。

NC時代

2021年12月には韓国プロ野球のNCダイノスと契約し、2022年にはKBOオールスターゲームにも出場し、最終的には139試合に出場して打率.296、16本塁打、85打点を残しましたが、11月に退団。

レッズ時代

2023年2月にシンシナティ・レッズと再契約を結び、開幕はAAA級ルイビル・バッツで経験することになりました。そして8月22日、再びメジャー契約を結びアクティブ・ロースターに加わっています。現在、マティーニはプロ野球界での新たな挑戦を続けているのです。

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