ニッタン

ニッタン株式会社：防災の最前線を担う企業

ニッタン株式会社は、自動火災報知設備、消火設備、住宅用火災警報器などを提供する、セコムグループに属する防災機器メーカーです。住宅用火災警報器は、日立グローバルライフソリューションズへOEM供給も行っています。

沿革

ニッタンの歴史は、1954年に東京都渋谷区で「日本火災探知器株式会社」として設立されたことから始まります。その後、1966年にニッタン株式会社（初代）へ商号変更しました。

1954年：日本火災探知器株式会社として設立
1965年：国産初のイオン化式感知器の認可
1966年：ニッタン株式会社（初代）に商号変更
1978年：住宅用火災警報器の販売開始
1989年：株式を店頭公開
1994年：東京証券取引所市場第2部に株式を上場
2005年：株式会社住生活グループの子会社となる
2012年：セコム株式会社が全株式を取得し、セコムグループへ

事業内容

ニッタンは、火災の早期発見と迅速な消火を可能にする、様々な防災システムを提供しています。

自動火災報知設備：火災を自動的に検知し、警報を発するシステム
消火設備：スプリンクラーや消火器など、火災を鎮火するための設備
住宅用火災警報器：一般家庭向けの火災警報器

これらの製品は、オフィスビル、商業施設、工場、住宅など、あらゆる建物に設置されています。

マスコットキャラクター

ニッタンには、「ニッコリタンちゃん」というマスコットキャラクターがいます。親しみを込めて「タンちゃん」とも呼ばれ、CMにも登場しています。

事業所

全国各地に支社、支店、営業所、事務所を展開しています。

支社: 北海道、東北、首都圏、中部、関西、中国、四国松山、九州

支店: 秋田、八王子、横浜、千葉、水戸、つくば、さいたま、群馬、長野、金沢、大津、京都、神戸、岡山、高松、北九州、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島

営業所: 青森、郡山、富山、奈良、和歌山、松江、徳山、高知、佐賀

事務所: 沖縄

関連会社

ニッタンは、複数の関連会社を通じて、事業を多角的に展開しています。

ニッタン電子株式会社
ニッタン電工株式会社
コンシリアム・ニッタンマリーン株式会社
* 各地域のニッタンサービスセンター

主な出来事

2021年には、同社の使用人が窃盗の疑いで逮捕されるという出来事がありました。この事件を受け、ニッタンは各官公庁等から入札の指名停止措置を受けました。

東京ドームとの関わり

2009年から2021年まで、東京ドームに広告看板を掲示していました。ホームランの打球が看板に直撃すると、賞金と製品が贈呈される企画を実施していました。

まとめ

ニッタン株式会社は、長年にわたり日本の防災を支えてきた企業です。セコムグループの一員として、これからも安全・安心な社会の実現に貢献していくことが期待されます。

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