ニャンギラス

ニャンギラスについて

ニャンギラス（Nyangilas）は、日本のアイドルグループ「おニャン子クラブ」から派生したユニットで、主に1980年代に活動していました。このグループは、視聴者の人気を受けて誕生したもので、そのユニークなスタイルから「お笑い系」として親しまれました。

結成の背景

ニャンギラスは、当初おニャン子クラブの中で「色ニャン子」と呼ばれた立見里歌、樹原亜紀、名越美香、そして白石麻子の4人で構成されていました。彼女たちはその名の通り、キャラクター性が強く、個性的な魅力を持つメンバーです。1985年に放送された『夕やけニャンニャン』のコーナー「愛はおニャン子を救う! おニャン子AID」で、グループとしての活動が視聴者に提案され、賛否を募ったことが、彼女たちのレコードデビューへの第一歩となりました。

1986年には、2ndアルバム『夢カタログ』に収録された「好きになってもくれない」が話題となり、同年4月には正式にニャンギラスとしてデビューを果たします。白石麻子は当初はグループに入ることに抵抗を持っていましたが、最終的に彼女も加入し、グループの一員となりました。このように、ニャンギラスは色物キャラとしての位置づけを受け入れ、鮮烈なデビューを果たします。

ヒットシングルと活動

デビュー曲「私は里歌ちゃん」は、オリコンチャートで初登場1位を記録しました。さらに、このシングルは当時の人気アイドルグループである少年隊の曲を抑えての快挙であり、立見里歌の音痴な歌声を利用したユーモアが多くのファンから支持されました。続く第2弾シングル「自分でゆーのもなんですけれど」も同様にオリコン初登場1位を獲得し、ニャンギラスはその存在感を一層強めました。

グループの活動時期には、TBSの『ザ・ベストテン』への出演が見送られていましたが、立見がフジテレビに出演を依頼したことで出演が実現しました。また、ニャンギラスはおニャン子クラブのアルバムに参加し、彼女たちのコーラスグループとしての役割も果たしました。

解散と再結成

1986年9月に名越が卒業し、その後ニャンギラスは解散を迎えます。しかし、1987年の樹原・立見の卒業公演では、3人編成で再びパフォーマンスを披露し、ファイナルコンサートでも全メンバーが集合して歌う姿が見られました。このように、ニャンギラスは解散後もファンの記憶に残る存在となっています。

近年の活動

時を経て、2012年には『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』に出演し、過去のヒット曲を披露しました。さらに2013年にはタワー[[レコード]]渋谷店でのイベントで再集結し、現役時代の思い出を振り返るトークショーも行われました。メンバー間の交流は今も続いているとのことで、立見はプライベートライヴを行っており、ニャンギラスの曲を披露しています。

全てのシングルがオリコン初登場1位を獲得したニャンギラスは、今もなお日本のアイドル史に名を刻んでおり、その影響力は色あせることなく、多くのファンに愛されています。

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