樹原亜紀

樹原亜紀：おニャン子クラブの個性派アイドルから海外生活へ

1969年生まれの樹原亜紀さんは、国民的アイドルグループとして一世を風靡したおニャン子クラブのメンバーとして知られています。会員番号6番として、1985年4月1日の番組開始から『夕やけニャンニャン』に出演し、初期メンバーとして活躍しました。番組初期にはちょっとした騒動に見舞われましたが、持ち前の明るさと個性で乗り越え、人気メンバーの仲間入りを果たします。

樹原さんの最大の魅力は、その飾らないキャラクターでした。立見里歌さん、山本スーザン久美子さんらと並び称されるおニャン子クラブの三大色物キャラの一人として、持ち前の明るさとユーモアで視聴者を魅了しました。特に、高島忠夫さんの物真似「イェ～イ」は彼女の代名詞と言えるほど有名で、高い人気を誇りました。

さらに、樹原さんは身長169cmと、おニャン子クラブのメンバーの中でもずば抜けて高く、その存在感は抜群でした。恵まれた体格だけでなく、持ち前のトークスキルも高く評価されていました。人気お笑いコンビ、とんねるずさんとも臆することなく渡り合う姿は、アイドルらしからぬ大胆さと、芸能人としての高い才能を感じさせました。アイドルでありながら、芸人顔負けの度胸と明るさで、ブーイングにも動じず、持ち前の個性で人気を博しました。

1986年には、名越美香さん、立見里歌さん、白石麻子さんらと共に異色ユニット・ニャンギラスを結成。2枚のシングルをリリースし、更なる人気を獲得しました。しかし、1987年3月30日、おニャン子クラブを卒業。

卒業後はフリーライターとして活動し、オランダ人の男性と結婚。現在はオランダ・ロッテルダム在住で、和食レストランのコックとして活躍しています。2児の母として、家庭を築きながら、充実した日々を送っているようです。

海外在住でありながらも、樹原さんはおニャン子クラブの同窓会などには積極的に参加し、メンバーとの交流を大切にしているといいます。2013年に放送されたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』では、おニャン子クラブの誕生秘話が描かれ、劇中にも樹原さんの会員番号が登場したことで、再び注目を集めました。

樹原亜紀さんの人生は、アイドルとしての華やかな時代から、海外での生活、そして母としての役割へと、大きく変化してきました。しかし、彼女の人柄と明るさは変わらず、今も多くの人々に愛され続けています。彼女の生き方は、多くの人々に勇気と希望を与え続けるでしょう。 現在も家族と幸せに暮らしており、その様子は自身のブログ等で垣間見ることができます。

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