ニューギニア航空

ニューギニア航空（Air Niugini）

ニューギニア航空は、パプアニューギニアの国営航空会社で、1973年11月1日に設立されました。正式名称は「エアニューギニー」であり、国内線を主に運航する他、近隣諸国への国際線も提供しています。この航空会社は、国のシンボルであるゴクラクチョウが尾翼に描かれた航空機を運航しています。

保有機材および退役機種

2021年の時点で、ニューギニア航空は以下の航空機を保有しています。

• - ボーイング767-300ER：2機
• - ボーイング737-800：2機（内1機は不時着事故で喪失）
• - フォッカー100：7機
• - フォッカー70：7機
• - DHC-8-200：3機（LinkPNG）
• - DHC-8-300：5機（LinkPNG）

2007年以降、様々な航空会社から機体を調達し、特にアイスランド航空から長期リースしたボーイング767が2008年に運航を開始しました。また、2010年にはDHC-8-Q400が追加されるなど、運航体制は逐次更新されています。

就航都市

ニューギニア航空は、多数の国内線および国際線を運航しています。

国内線

国内の主要な就航都市には、アロタウ、ブカ、ゴロカ、ラエ、ラバウルなどがあります。

国際線

国際線では、次の都市に飛行しています：

• - 日本：東京/成田
• - 香港：香港（一部マニラ経由）
• - フィリピン：マニラ、セブ
• - シンガポール：シンガポール
• - オーストラリア：シドニー、ケアンズ
• - インドネシア：デンパサール

日本へのフライトは、ポートモレスビーから成田空港に運航されており、近年の運航状況は変化しています。2018年には、ミクロネシア・チューク空港経由の便が導入され、一時的に運休や減便が行われました。成田空港では第2ターミナルを利用しており、日本航空が整備や旅客業務を担当しています。

事故の歴史

ニューギニア航空は、いくつかの事故も経験しています。例えば、2013年10月のPX2900貨物便の離陸失敗では、機体が水没しましたが乗員は無事でした。この事故の原因は過積載に関連していました。また、2018年にはチューク国際空港でのPX73便の事故が発生し、47人中46人が救助されましたが、残念ながら1人が死亡しました。これらの事故は航空安全管理の重要性を再認識させる出来事となっています。

まとめ

ニューギニア航空は、パプアニューギニアの国土を結ぶ重要な交通機関であり、国内外に多彩な路線を展開しています。質の高い航空サービスの提供を目指すこの航空会社は、今後も運航の安全性と信頼性を高めながら、大切な役割を果たしていくことでしょう。

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