ニューサウスウェールズ州総督

ニューサウスウェールズ州総督

ニューサウスウェールズ州総督は、オーストラリア連邦のニューサウスウェールズ州における、オーストラリア国王の代理を務める役職です。総督は、州の行政における重要な役割を担い、州の政治と社会において象徴的な存在となっています。

総督の役割

総督は、形式的には国王の代理として、ニューサウスウェールズ州の行政における様々な権限を有しています。具体的には、州議会の開会や解散、法律の承認、政府高官の任命などを行います。また、州の公式行事への参加や、地域社会への貢献も重要な役割です。ただし、現代においては、総督の権限の多くは形式的なものであり、実際には州政府の助言に基づいて行動することが一般的です。

歴代総督

ニューサウスウェールズ州には、数多くの総督が任命されてきました。以下に、主な歴代総督を列挙します。

アーサー・フィリップ （イギリス海軍、1788年 - 1792年）
ジョン・ハンター （イギリス海軍、 1795年 - 1800年）
フィリップ・キング （RN、1800年 - 1806年）
ウィリアム・ブライ （RN、1806年 - 1808年）
ウィリアム・パターソン （代理、1809年）
ラックラン・マッコーリー （1810年 - 1821年）
トーマス・ブリスベーン（1821年 - 1825年）
ラルフ・ダーリング （1825年 - 1831年）
リチャード・バーク （1831年 - 1837年）
サー・ジョージ・ギプス （1838年 - 1846年）
チャールズ・オーガスタス・フィッツロイ （1846年 - 1855年）
ウィリアム・デニソン （1855年 - 1861年）
ジョン・ヤング （1861年 - 1867年）
サマーセット・ロウリー＝コリー （1868年 - 1872年）
ハークレス・ロビンソン （1872年 - 1879年）
オーガスタス・ロフタス （1879年 - 1885年）
ロバート・ウィン＝キャリントン （1885年 - 1890年）
ヴィクター・チャイルド＝ヴィリアーズ （1891年 - 1893年）
ロバート・ダフ （1893年 - 1895年）
ヘンリー・ロバート・ブランド （1895年 - 1899年）
ウィリアム・ライゴン （1899年 - 1901年）
ハリー・ローソン （1902年 - 1909年）
第3代チェルムスフォード男爵フレデリック・セシジャー （1909年 - 1913年）
ガーランド・ストリックランド （1913年 - 1917年）
ウォルター・デイヴィッドソン （1918年 - 1923年）
ダドリー・ド・チェア （1924年 - 1930年）
フィリップ・ゲイム （1930年 - 1935年）
アレクサンダー・ホア＝リヴァン （1935年 - 1936年）
デイヴィッド・アンダーソン （1936年）
ジョン・ローダー （1937年 - 1946年）
ジョン・ノースコット （1946年 - 1957年）
エリック・ウッドワード （1957年 - 1965年）
ローデン・カトラー （1966年 - 1981年）
ジェイムズ・ローランド （1981年 - 1989年）
デイヴィッド・マーティン （1989年 - 1990年）
ピーター・シンクリア （1990年 - 1996年）
ゴードン・サミュエルズ （1996年 - 2001年）
マリー・ベイサー （2001年 - 2014年）
デイヴィッド・ハーリー (2014年 - 2019年)
マーガレット・ビーズリー (2019年-現職)

これらの総督たちは、ニューサウスウェールズ州の歴史と発展に大きく貢献してきました。彼らのリーダーシップと貢献は、今日のニューサウスウェールズ州の礎となっています。

まとめ

ニューサウスウェールズ州総督は、州の象徴として、また国王の代理として、重要な役割を果たしています。歴代総督たちの足跡をたどることは、ニューサウスウェールズ州の歴史を理解する上で不可欠です。

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