ニュージーランド・メリット勲章

ニュージーランド・メリット勲章の概要

ニュージーランド・メリット勲章（New Zealand Order of Merit）は、ニュージーランドの国王及び国民に対する卓越した努力や能力、貢献を称えるために授与される勲章です。この勲章は1996年5月30日に女王エリザベス2世によって創設され、以降、様々な分野で傑出した業績を残した人々に贈られています。

この勲章の受章者には、男性には“サー（Sir）”の称号、女性には“デーム（Dame）”の称号が授与されることが特徴で、多くの人々からの高い評価を受けています。また、受章者は幅広い分野から選ばれるため、その知名度は非常に高いです。

階級

ニュージーランド・メリット勲章は、5つの階級に分けられており、各階級によって受賞できる人数が制限されています。1996年から1999年および2009年以降の階級は次のとおりです：

• - Grand Companion (GNZM)
• - Knight and Dame Companion (KNZM/DNZM)
• - Companion (CNZM)
• - Officer (ONZM)
• - Member (MNZM)

一方、2000年から2008年までは以下の階級が設けられていました：

• - Principal Companion (PCNZM)
• - Distinguished Companion (DCNZM)
• - Companion (CNZM)
• - Officer (ONZM)
• - Member (MNZM)

この間は、PCNZMやDCNZMの受章者に対するサーやデームの称号授与が中断されていましたが、2009年からは現行の形に戻り、称号の授与が再開されました。このため、2000年から2008年の間に受章したPCNZM及びDCNZMの受章者にも称号が復活することとなりました。

定員

この勲章は、生存している人物にのみ授与され、年間の叙勲者には各階級で定員が設けられています。具体的な定員は以下の通りです：

• - GNZM：30名
• - KNZM/DNZM：15名
• - CNZM：40名
• - ONZM：80名
• - MNZM：140名

これらの定員には通常の受章者が含まれます。通常の受章者の範囲はニュージーランド国民および英連邦王国の国民に限定されており、特例の場合のみ追加受章者が授与され、定員には算入されません。また、外国籍の受章者は名誉受章者（Honours）として認定され、定員には含まれないことに注意が必要です。

まとめ

ニュージーランド・メリット勲章は、国民に対する重要な栄誉であり、その授与は国の歴史や文化を反映しています。さまざまな分野において傑出した業績を残した人々に対する、最も高い評価の一環とも言えるでしょう。この勲章は、受章者が自身の活動を通じてニュージーランドに貢献できることを示す象徴であり、より多くの人々がこの名誉を追求することを期待してやみません。

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