ニュースプラス1みやぎ

『ニュースプラス1みやぎ』は、宮城県を放送対象地域とする日本テレビ系列局、ミヤギテレビでかつて放送されていたローカルニュース番組です。その名の通り、全国ニュース番組『NNNニュースプラス1』の後半ローカルパートとして位置づけられていましたが、通常ミヤギテレビの平日夕方を担う番組『OH!バンデス』が、その多岐にわたる構成の一部を休止する際に、代替として期間限定で編成されました。

放送の背景と位置づけ

ミヤギテレビの平日夕方は、情報バラエティと報道が複合された『OH!バンデス』が放送されています。この番組は大きく分けて、情報・バラエティパートとニュースパートから構成されています。しかし、様々な理由で情報・バラエティパートにあたる16時台や17時台の放送が見送られる場合、番組全体が休止扱いとなるのではなく、報道機能だけを維持するために本番組が立ち上げられました。つまり、『OH!バンデス』が本来持つニュース機能を、独立した報道番組として代替する役割を担っていたのです。

放送期間と時間

『ニュースプラス1みやぎ』が放送されたのは、2004年3月29日から2006年3月31日までの約2年間でした。放送時間は平日夕方で、具体的には18時17分から19時00分までの43分間でした。この時間帯は、直前の17時50分から18時17分まで放送されていた全国ニュース『NNNニュースプラス1』に続く形となっており、全国のニュースに続いてすぐに宮城県内のニュースや情報を伝えるという流れが確立されていました。

番組の内容と特徴

本番組のローカルパート（18時17分以降）は、通常時の『OH!バンデス』における18時台のニュースパートと内容は非常に似ていました。放送に使用されるスタジオも『OH!バンデス』のものが利用されており、基本的なニュース構成や項目は共通していたと考えられます。しかし、単に『OH!バンデス』のニュースパートを切り出したものではなく、番組独自の要素も存在しました。特に、CM前などに挿入されるジングルや、番組の締めくくりを飾るエンディングは本番組のために個別に制作されたものが使用されており、代替番組ながらも独自のアイデンティティを持っていました。

また、番組のキャスター体制も『OH!バンデス』とは異なっていました。『OH!バンデス』のメインキャスターであるさとう宗幸氏や浮ヶ谷美穂アナウンサーは本番組には出演せず、当時のミヤギテレビアナウンサーであった竹鼻純氏と盛朋子氏がメインキャスターとして日々のニュースを伝えていました。これは、代替番組としての役割や、報道番組としての性格を明確にするための配慮であったと推測されます。

関連番組

本番組は、前述の通り全国ニュースである『NNNニュースプラス1』に内包される形で放送され、またその放送のきっかけとなる番組が『OH!バンデス』であったことから、これらの番組は『ニュースプラス1みやぎ』と密接に関連していました。約2年間の放送期間を経て、役割を終えましたが、ミヤギテレビの平日夕方におけるニュース報道の一端を担った番組と言えるでしょう。

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