ニューブリーズ号

ニューブリーズ号について

概要

ニューブリーズ号は東京都千代田区から広島市を結ぶ夜行高速バスとして運行されていた。運行を開始した当初は、小田急バス、広島電鉄、JRバス関東およびJRバス中国の4社がそれぞれの路線免許を持ち、一日限定で運行されていた。この時期は、実質的に1日1往復だったが、報道では「1日2往復」とされていた。

その後、2008年に広島電鉄とJRバス関東が運行から撤退し、以降は小田急シティバスと中国JRバスの2社のみで運行が続けられた。2011年には定期運行が1日1往復に減便され、直行便は季節ごとの運行となった。さらに、2016年からは新宿駅発着となり、利便性が向上した。

2018年2月にはダイヤ改正が行われ、季節運行便の一部が廃止された。路線の需要は徐々に減少し、特に新型コロナウイルス感染拡大や乗務員不足が影響し、2023年3月31日にて運行が終了した。

この路線は、日本最長距離を走行する高速バスの一つとして注目されており、当初はTBS系列のテレビ番組にも取り上げられるなど、多くの人々に利用されていた。

運行会社と運行経路

運行開始当時は、東京駅から八重洲南口発、目的地は広島バスセンターで、途中に複数の停留所が設けられていた。具体的には、バスタ[[新宿]]を経由し、名神高速道路、中国自動車道を通るルートであった。また、季節運行便や特別便も運行されており、運行会社によっては運行経路が変更されたこともあった。

歴史

• - 1989年3月: ニューブリーズ号が運行を開始。
• - 1990年9月: バス停追加。
• - 2008年6月: 広島電鉄とJRバス関東がそれぞれ運行から撤退。
• - 2011年12月: 定期便が1日1往復に減便。
• - 2016年4月: 新宿西口からバスタ[[新宿]]への変更。
• - 2023年3月: 新型コロナウイルスの影響により、運行終了。

特別便とドリーム岡山・広島号

特別便として、広島-東京間の需要が高いことを受けて多客期に臨時夜行高速バスが運行されるようになった。さらに、ドリーム岡山・広島号は、2014年7月に東京・横浜から岡山・広島を結ぶ臨時便としてスタートし、その後通年運行も開始された。

車内設備

ニューブリーズ号は、3列独立シート、電源コンセント、トイレ、無線LANなどを完備しており、快適な移動を提供していた。これにより、多くの乗客が夜間移動の利便性を享受していた。

結論

ニューブリーズ号は、長年にわたり東京と広島を結ぶ重要な交通手段となったが、様々な要因から運行が終了する運命となった。運行終了後も、後継となったドリーム岡山・広島号が引き続き運行を続けている。

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