ニューヨーク・ステート・スルーウェイ

ニューヨーク・ステート・スルーウェイは、ニューヨーク州を横断するアメリカ合衆国で最も長い有料道路であり、その総延長は681キロメートルに及びます。この道路は、ニューヨーク市のブロンクス地区と、エリー湖畔に位置するバッファローの先を結び、州の主要都市を繋ぐ重要な役割を果たしています。

スルーウェイは、州の西端に位置するエリー湖から東へと進み、ロチェスター、シラキュース、ユーティカといった都市を経由して、州都オールバニへと到達します。この区間は、州間高速道路90号線の一部として機能しています。オールバニを過ぎると、道路は南へと進路を変え、ハドソン川の西側を南下します。ロックランド郡に入ると、再び東へ進路を変え、タッパン・ジー・ブリッジを渡ります。その後、ウエストチェスター郡のホワイトプレインズを経由し（この区間は州間高速道路287号線の一部）、さらに南下してニューヨーク市へと至ります。

このハイウェイは有料道路であり、その料金システムは区間によって異なります。エリー湖からロックランド郡までは、入口で通行券を受け取り、出口で走行距離に応じた料金を精算する方式が採用されています。通行券システムは二つに分かれており、一つは出口61からバッファローまでの区間、もう一つはバッファローからロックランド郡までの区間となっています。一方、ロックランド郡からニューヨーク市までの区間は、以前は料金所でのコイン投入式でしたが、現在はE-ZPassによる無線決済システムが導入されています。

ニューヨーク・ステート・スルーウェイは、単なる交通路としてだけでなく、ニューヨーク州の経済活動や地域間の連携を支える重要なインフラストラクチャーとしての役割も担っています。州内の主要都市を結ぶことで、ビジネスや観光、物流など、さまざまな活動を円滑に進めることを可能にしています。

関連情報については、以下の外部リンクをご参照ください。

NYC Roads: New York State Thruway（英語版）
New York State Thruway Authority （英語版）
Thruway Chronology 1942-2000 （英語版）
The Thruway's entry in BBC h2g2 （英語版）
* Official Interchange Listing （英語版）

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