ニータン

ニータン：大分トリニータの愛されるマスコットキャラクター

ニータンのプロフィール

ニータンは、大分トリニータのマスコットキャラクターで、モチーフはカメ。彼の胴体はサッカーボールの形をしており、腹部にはトリニータのロゴ、背中には大分県の地図と小さな羽根が描かれています。また、彼は別府市亀川出身という設定を持ち、サッカーユニフォームを着ると背番号は「∞」です。ニータンは、一歩ずつ勝利に向かって進む姿勢を象徴しており、その姿は多くのファンから愛されています。

ニータンの誕生と成長

大分トリニータは、2000年代後半まではマスコットキャラクターを持っていませんでしたが、チームの認知度向上を目的に2007年にデザイン募集を開始しました。その結果、2008年に正式にニータンが発表されました。当初、カメをモチーフとしたことから賛否が分かれましたが、独自のキャラクター性とユーモアであっという間に人気を博しました。特に、ニータンが台車に乗って移動する姿はファンに親しまれています。

Uni-ユーモラスなニータンの特徴

ニータンは毎試合ごとに季節に応じたコスプレを披露し、そのブログでは「おつかめさまです」や「バイタン」といった独特な挨拶が用いられています。さらに、彼の頑丈さを生かし、2008シーズンには24失点という記録を樹立しました。この堅守ぶりは「カメナチオ」と称され、イタリア代表の戦術であるカテナチオに例えられることもありました。

ニータンの役割と活動

2009年にはトリニータの宣伝部長に任命され、様々なイベントや活動に参加しています。その中でも、AKB48の指原莉乃との関係は特筆すべきもので、彼女がファンであったことから、音楽ビデオの撮影にも参加するなどしています。指原が出演した『恋するフォーチュンクッキー』においても、そのキャラクターが光りました。また、2018年にはファンから移動用の台車を寄贈されるなど、ファンとの絆も深まっています。

ニータンのSNS活動

2014年からはTwitterを開始し、自己紹介の一環として「ニータン（ほんもの）」というスクリーンネームを使用しています。2018年には誕生日の登録によってアカウントが一時凍結されるトラブルがありましたが、すぐに復旧しました。このように、SNSを通じてファンとのコミュニケーションを大切にしていることが伺えます。

競争を通じた人気上昇

2020年のJリーグマスコット総選挙では、指原莉乃が投票を呼びかけたこともあり、ニータンは過去最高の順位を獲得しました。これにより、彼の存在感はますます強まり、トリニータと共に成長する様子がファンに喜ばれています。

他のトリニータのマスコットたち

ニータン誕生以前には、「リッジー」というウサギのマスコットが存在しました。リッジーは背番号00で、サングラスをかけている特徴がありますが、ニータンには「リッジー先輩」と呼ばれています。これらのマスコットたちと共に、トリニータの魅力を高める存在として共演しています。

総じて、ニータンはただのキャラクターではなく、大分トリニータのアイデンティティを成す存在であり、サポーターの心をつかむ様々な活動を通じて、その地位を確立しています。

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