ネクサス (プロレス)

ネクサス（The Nexus）：WWEを震撼させた反逆者たち

ネクサスは、アメリカのプロレス団体WWEに突如現れた、既存の秩序を破壊する反逆者集団です。NXTシーズン1の卒業生を中心に結成され、その圧倒的な力と過激な行動でWWEを席巻しました。しかし、内部抗争やメンバーの変動を経て、短期間で解散。その衝撃的な登場と崩壊は、プロレス史に大きな爪痕を残しました。

メンバー構成

ネクサスは、大きく分けて2つの期に分けられます。

第1期

ウェイド・バレット（リーダー）
ダニエル・ブライアン
ジャスティン・ガブリエル
ヒース・スレイター
マイケル・ターヴァー
スキップ・シェフィールド
ダレン・ヤング
デビッド・オタンガ
マイケル・マクギリカティ
ハスキー・ハリス
ジョン・シナ（一時的に加入）

第2期 (New Nexus)

CMパンク（リーダー）
デビッド・オタンガ
マイケル・マクギリカティ
ハスキー・ハリス
メイソン・ライアン

ネクサスの軌跡

衝撃的なデビュー

2010年6月7日、RAWのメイン戦にNXTシーズン1の卒業生たちが突如乱入。CMパンク率いるストレート・エッジ・ソサエティやジョン・シナを襲撃し、会場を破壊する暴挙に出ます。この日を境に、ネクサスはWWEの勢力図を塗り替えていきます。

支配と抗争

ネクサスは、GMへの攻撃、王座戦への介入など、WWEを混乱に陥れます。ジョン・シナとの抗争は激化の一途をたどり、シナは一時的にネクサスに加入させられるという屈辱を味わいます。しかし、シナは内部からネクサスを崩壊させようと暗躍。メンバー間の不協和音が生じ始めます。

新生ネクサス（New Nexus）

リーダーのウェイド・バレットが追放された後、CMパンクがリーダーとなり、新生ネクサスが誕生します。しかし、パンクの過激な指導方法に反発するメンバーが現れ、ガブリエルとスレイターが脱退。徐々に勢力を失っていきます。

自然消滅

レッスルマニアでのCMパンクの敗北、メイソン・ライアンの負傷欠場、そしてCMパンク自身のWWE離脱が重なり、ネクサスは自然消滅という形で終焉を迎えます。

ネクサスの得意技

袋叩き：ネクサスの代名詞とも言える集団暴行。大勢で相手を一方的に攻撃する様は、見る者に恐怖を与えました。
ウェイストランド：ウェイド・バレットの得意技。相手を肩に担ぎ上げ、前方へ叩きつける。
450°スプラッシュ：ジャスティン・ガブリエルの得意技。空中高く舞い上がり、450°回転して相手に叩きつける。
バーディクト（ワンハンドスラム）：デビッド・オタンガの得意技。片手で相手を持ち上げ、叩きつける。
スウィート・ネス：ヒース・スレイターの得意技。飛びつき式のロシアン・レッグ・スイープ。

入場曲

We Are One (12 Stones)
This Fire (Killswitch Engage)
Death Blow (VideoHelper Music)
* All About the Power

ネクサスは、WWEに大きな衝撃を与えましたが、その活動期間は短く、メンバーの入れ替わりも激しかったため、最終的には自然消滅という形で終わりを迎えました。しかし、その反逆的な姿勢と圧倒的な力は、多くのファンを魅了し、プロレス史にその名を刻んでいます。

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