ネナード・ビェリツァ

ネナード・ビェリツァ（Nenad Bjelica）は、1971年生まれのクロアチア人サッカー指導者であり、元サッカー選手です。選手時代は主にMFとして活躍し、クロアチア代表としてもプレーしました。

クラブキャリア

ビェリツァは、故郷のオシエクでキャリアをスタートさせました。NKメタラツ・オシエクでサッカーを始め、その後NK[[オシエク]]へ移籍。1993年にはスペインへ渡り、アルバセテ・バロンピエでプレーしました。その後、レアル・ベティス、UDラス・パルマスを経て、1999年にオシエクへ復帰。

2001年にはドイツの1.FCカイザースラウテルンへ移籍し、その後はオーストリアのFCアドミラ・ヴァッカー・メードリング、FCケルンテンでプレーし、2008年に現役を引退しました。

代表キャリア

クロアチア代表としては、2001年2月28日のオーストリア代表との親善試合でデビュー。UEFA EURO 2004のメンバーにも選出されましたが、同年限りで代表を引退しています。

指導者キャリア

現役引退後の2007年、ビェリツァはFCケルンテンで選手兼任監督として指導者の道を歩み始めました。その後、FCルステナウ07、ヴォルフスベルガーACを経て、2013年にFKアウストリア・ウィーンの監督に就任。UEFAチャンピオンズリーグ 2013-14では、予選でディナモ・ザグレブを破り本戦出場を果たしました。

しかし、UEFAヨーロッパリーグ出場権を逃したことで2014年1月に解任。その後、スペツィア・カルチョ（イタリア）、レフ・ポズナン（ポーランド）の監督を経て、2018年5月にディナモ・ザグレブの監督に就任しました。

ディナモ・ザグレブでは、UEFAヨーロッパリーグ 2018-19でグループリーグに進出。UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20では、アタランタBCを4-0で破るなどの成績を残しましたが、2020年4月に解任されました。

2020年9月には、古巣であるオシエクの監督に就任しています。

人物

ビェリツァの父親はモンテネグロ系、母親はクロアチア人です。1997年に結婚し、2人の息子がいます。息子の一人、ルカ・ビェリツァも元サッカー選手です。

ネナード・ビェリツァは、選手として、そして指導者として、クロアチアサッカー界に大きな足跡を残している人物と言えるでしょう。

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