ネルソンスーパープロジェクト

ネルソンスーパープロジェクト：山下達郎ツアーから生まれた実力派ミュージシャン集団

ネルソンスーパープロジェクトは、1998年、音楽シーンを代表するアーティスト、山下達郎のライブツアー『Performance '98-'99』のバックバンドを務めた9人のミュージシャンによって結成されました。ツアーでの共演がきっかけとなり意気投合した彼らは、その後も活動を続け、独自の音楽性を確立していくことになります。

バンド名の由来は、意外にもテレビ番組で紹介された小人症の俳優、ネルソン・デ・ラ・ロッサ。メンバーの一人である佐々木久美さんが以前番組で見た「世界で一番背の小さいネルソンさん」の話をしたことがきっかけとなり、バンドメンバー内で話題となり、そのユニークなエピソードがバンドの結束を深めることになったのです。このエピソードからも、メンバー間の強い絆と親睦が伺えます。

ライブ活動を主体として活動を開始したネルソンスーパープロジェクトは、2002年、満を持して初のアルバム『Nelson Magic』を発表しました。メンバーである三谷泰弘さんの公式サイトを通じて発売されたこのアルバムは、彼らの高い音楽性を広く知らしめる第一歩となりました。この作品には、彼らのオリジナル曲に加え、カバー曲なども収録されており、多様な音楽性を示す内容となっています。

その後も精力的に活動を続け、2000年には山下達郎さんと共に竹内まりやさんの18年ぶりのコンサートに参加するなど、山下達郎・竹内まりや夫妻との深い繋がりも、ネルソンスーパープロジェクトの歴史において重要な要素となっています。このことからも、彼らの音楽性の高さ、そして、音楽業界における確かな地位を伺い知ることができます。

2008年には、ユニバーサルミュージックよりセカンドアルバム『Nelson Motown +』と、ファーストアルバム『Nelson Magic』のデラックスエディションを同時リリース。セカンドアルバムでは、モータウンサウンドを基調とした選曲で、ゲストボーカルとして竹内まりやさんも参加しており、話題となりました。デラックスエディションには、ライブ音源や貴重な映像作品が収録され、多くのファンを喜ばせました。

メンバーは、青山純（ドラムス）、伊藤広規（ベース）、佐橋佳幸（ギター）、難波弘之（キーボード）、重実徹（キーボード）、土岐英史（サックス）、佐々木久美（リードボーカル、キーボード）、国分友里恵（リードボーカル）、三谷泰弘（リードボーカル、パーカッション）といった、日本を代表する実力派ミュージシャンたちで構成されています。それぞれのメンバーが持ち合わせる高い演奏技術と、個性豊かな音楽性は、ネルソンスーパープロジェクトの大きな魅力となっています。

彼らの音楽は、洗練されたサウンドと、メンバーそれぞれの個性が融合した唯一無二の存在感を放っています。その実力と人気から、今後の活動にも大きな期待が寄せられています。彼らの音楽を通して、多くのリスナーが感動と興奮を味わってきたことは間違いありません。これからも、彼らの音楽が多くの人の心を捉え続けることでしょう。

ディスコグラフィー

Nelson Magic (2002年)
Nelson Magic DELUXE Edition (2008年10月8日) - SHM-CD仕様 + DVD
* Nelson Motown + (2008年10月29日) - SHM-CD仕様

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