ノンタブリーシビックセンター駅

ノンタブリーシビックセンター駅

ノンタブリーシビックセンター駅は、タイ王国のノンタブリー県ムアンノンタブリー郡に位置し、バンコク・メトロのパープルラインとピンクラインの駅です。駅番号はそれぞれPP11（パープルライン）とPK01（ピンクライン）です。駅の名称を直訳すると「ノンタブリー公共施設センター駅」となり、現地語では「スーンラチャガーン・ノンタブリー」と呼ばれています。

駅の位置と周辺施設

この駅は、ノンタブリー県庁舎や地方裁判所などの行政機関が密集している北側に位置し、地域の公共施設へのアクセスが非常に便利です。周囲には大規模なショッピングセンターやスーパーもあり、交通利便性が高いため、ビジネスや観光、日常の買い物利用者にとって非常に重要な拠点となっています。

運営と料金体系の違い

ノンタブリーシビックセンター駅は、タイの国有企業であるタイ大量高速輸送公社（MRTA）が管理しており、実際の運営は民間企業によって行われています。この上下分離方式により、同じメトロ路線でありながら異なる会社による運営がなされています。そのため、パープルラインとピンクライン間で通し乗車券が発行されず、両路線の料金体系も異なる点に注意が必要です。

ピンクラインはBTSグループの子会社であるノーザン・バンコク・モノレール社が運営し、2023年には公開試運転が始まり、2024年1月から本格的に営業を開始しました。これは新しい交通の選択肢を提供し、ノンタブリーとバンコクの連携を強化します。

パープルラインとピンクラインの概要

パープルライン

パープルラインは、バンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ（BEM）が運営しており、2016年5月10日に公開試運転が実施された後、同年8月6日から営業を開始しました。この路線は地平を含む3層構造で、改札がある2階とホームがある3階に分かれて設けられています。ラッタナーチベット通りの上に建てられた高架駅で、中心部に近い利便性を兼ね備えています。

ピンクライン

一方、ピンクラインはノンタブリーシビックセンター駅を起点に運行され、2024年に正式開業となります。この路線はパープルラインの駅舎から約500メートル東側にあり、こちらも2階が改札、3階がホームという構成になっています。かつては公園の敷地内に建設される予定でしたが、現地の事情により位置が変更されました。

乗継割引と料金体系

ノンタブリーシビックセンター駅では、パープルラインからピンクラインへの乗り継ぎ時に、特定の条件を満たせば割引が適用されます。VISAまたはMastercardのタッチ決済対応のクレジットカードや一部の銀行系デビットカードが対象となり、パープルラインからピンクラインへの乗り継ぎでは15バーツの返金、逆の場合では14バーツの返金があります。ただし、乗り継ぎ時間に制限があり、改札を出てから30分以内に次の改札入場しない場合は割引が適用されません。

その他情報

ノンタブリーシビックセンター駅は、計画中のブラウンラインモノレールの起点駅として的位置づけられています。これにより、将来的にはさらに多くの交通機能が追加され、地域の利便性が向上することが期待されています。

アンカーとしての役割を担うこの駅は、乗客にとって必要不可欠な交通拠点となり続けるでしょう。

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