ハイヒールを脱ぎすてた女

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アルバム概要

柏原芳恵が1986年10月15日にリリースしたオリジナル・アルバム『ハイヒールを脱ぎすてた女』は、豊かな音楽性が評価されています。このアルバムの帯には、彼女の魅力を象徴する言葉が綴られており、「風のように透明な夜、彼女はいたずらな猫になる。」という表現が印象的です。

本作には、彼女自身が出演したドラマの主題歌である「女ともだち」や、そのB面曲「イチヂクは木の下で」を含む全10曲が収められており、各曲は彼女泣かせの歌声と魅力を引き出しています。特に「女ともだち」は、アルバムにおける重要な作品であり、リスナーの心をつかんで離さない一枚です。

再発と新曲

2018年9月26日には、オリジナルの収録曲に加えて未収録のシングル「途中下車」を含む『ハイヒールを脱ぎすてた女 +1』が発売されました。この新しいバージョンは、ユニバーサルミュージックから紙ジャケット仕様でSHM-CDとして登場し、音質の良さとデザインの美しさで多くのファンを惹きつけました。

ライブパフォーマンス

2022年11月4日には、東京・日本橋三井ホールにてライブが開催され、約2年ぶりにファンの前で本アルバムのタイトル曲を含む数曲が披露されました。このライブは、ファンにとって感慨深い瞬間となり、長年の支持を受けているアーティストの魅力を再確認したことでしょう。

収録曲詳細

アルバムは、LPとCDの両方でリリースされており、それぞれのサイドには異なる曲が配置されています。

Side A

1. クレヨンで描けない昼と夜の物語
作詞：田口道明、作曲・編曲：渡辺敬之
2. しなやかな夜をはさんだビスケット
作詞：田口道明、作曲・編曲：渡辺敬之
3. アンティックな女（マスコット）
作詞：田口道明、作曲・編曲：渡辺敬之
4. ひとり（孤独）
作詞：岸部一徳、作曲：井上堯之、編曲：渡辺敬之
- デイヴ平尾の曲「僕達の夜明け」のカバー。
5. ハイヒールを脱ぎすてた女
作詞：田口道明、作曲・編曲：渡辺敬之

Side B

1. 夢以上・恋以上
作詞：竜真知子、作曲：国安わたる、編曲：渡辺博也
2. グッドバイ・セレモニー －ロンリーハート達の街角－
作詞：竜真知子、作曲：国安わたる、編曲：渡辺博也
3. 都会のマーメイド
作詞：竜真知子、作曲：国安わたる、編曲：渡辺博也
4. イチヂクは木の下で
作詞：川村真澄、作曲：筒美京平、編曲：船山基紀
- これは「女ともだち」のB面曲です。
5. 女ともだち
作詞：川村真澄、作曲：筒美京平、編曲：船山基紀

アルバムには多様な楽曲が揃っており、どの曲も彼女のアーティストとしての幅広い表現が感じられます。
この作品は、リスナーに強い印象を与えつつ、柏原芳恵の音楽キャリアの中でも特別な一ページを飾る存在です。

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