ハッピーエンドの物語

ハッピーエンドの物語

『ハッピーエンドの物語』は、1991年5月25日に公開された日本のSF青春ファンタジーコメディ映画です。栃原広昭が監督を務め、嶋田久作、大沢健らが出演しています。ビデオリリース時には、「和製バック・トゥ・ザ・フューチャー」というキャッチコピーが付けられ話題を呼びました。

あらすじ

物語は、とある高校の名物教師であり物理部顧問の紋次郎先生が、密かにタイムマシンの開発に成功したことから始まります。実験台として未来へタイムスリップしたのは、女子高校生の美樹子。彼女は未来で親友の陽子が恋人の達郎と結婚したものの、離婚の危機に瀕していることを知ってしまいます。

美樹子は、未来で年老いた紋次郎先生が生存していることを突き止め、彼を探し出してタイムマシンを修理してもらい、なんとか現代に戻ります。そして、紋次郎先生の力を借りて、陽子と達郎の関係を修復しようと奔走するのでした。

キャスト

紋次郎先生：嶋田久作
美樹子：森本よしえ
陽子：山田久子
達郎：大沢健
怖い先生：斉藤慶子
伊藤裕子：永椎あゆみ

スタッフ

監督：栃原広昭
脚本：山﨑みつぐ、金子二郎、福田卓郎、渡部裕治
撮影：高瀬比呂志
美術：正田俊一郎
編集：冨田功
音楽：吉良知彦、梶原浩史
特殊メイク：原口智生
プロデューサー：新津岳人、成田尚哉
企画：岡田裕、久保謙治
製作：ニュー・センチュリー・プロデューサーズ

映画の特徴

この映画は、SF、青春、ファンタジー、コメディといった様々な要素が組み合わさっており、観客を飽きさせない展開が魅力です。タイムマシンというSF的な設定を基に、高校生たちの友情や恋愛、そして未来を変えようとする姿が描かれています。また、嶋田久作をはじめとする個性豊かなキャスト陣の演技も見どころの一つです。

タイムトラベル要素

タイムトラベルは物語の重要な要素であり、美樹子が未来へ行くことで、親友の離婚危機を知り、それを解決するために過去に戻るという展開は、タイムトラベルならではの面白さがあります。過去を変えることで未来が変わるというタイムトラベルの基本的な概念を踏襲しつつ、コメディタッチで描かれている点が特徴です。

「和製バック・トゥ・ザ・フューチャー」

ビデオリリース時に付けられた「和製バック・トゥ・ザ・フューチャー」というキャッチコピーは、タイムトラベルを題材としたSF映画であること、そしてコメディ要素が含まれていることから、当時大人気だったアメリカ映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を連想させるものでした。このキャッチコピーは、映画の魅力を的確に捉え、多くの人々の関心を引くことに成功しました。

外部リンク

ハッピーエンドの物語 - allcinema
ハッピーエンドの物語 - KINENOTE

もう一度検索