ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール

ハノーファー・ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクール（Internationaler Joseph Joachim Violinwettbewerb, Hannover）は、ドイツのハノーファー市で、3年に1度開催される、国際的なヴァイオリンコンクールです。このコンクールは、偉大なヴァイオリニストであり作曲家でもあったヨーゼフ・ヨアヒムを記念して、ニーダーザクセン財団によって1991年に創設されました。

コンクールは、若手ヴァイオリニストにとって、その才能を世界に示すための重要な機会であり、これまでに数多くの著名な音楽家を輩出してきました。

歴代の第1位入賞者には、以下のような素晴らしいヴァイオリニストたちが名を連ねています。

1991年（第1回）：Antje Weithaas
1994年（第2回）：Robert Chen
1997年（第3回）：神谷美千子
2000年（第4回）：Frank Huang
2003年（第5回）：ネマニャ・ラドゥロビッチ
2006年（第6回）：Suyoen Kim
2009年（第7回）：三浦文彰
2012年（第8回）：Alexandra Conunova-Dumortier
2015年（第9回）：Sergei Dogadin
2018年（第10回）：Timothy Chooi

また、このコンクールでは、多くの日本人ヴァイオリニストも入賞を果たしており、その活躍は日本国内でも注目されています。以下は、日本人入賞者の一覧です。

1991年（第1回）：菅野美絵子（第5位）、田中晶子（第6位）
1997年（第3回）：神谷美千子（第1位）、大谷玲子（第4位）
2003年（第5回）：松山冴花（第2位）
2006年（第6回）：杉村香奈（第3位）
2009年（第7回）：三浦文彰（第1位）
2012年（第8回）：鈴木愛理（第5位）
2015年（第9回）：南紫音（第2位）、辻彩奈（第5位）
2018年（第10回）：福田 廉之介（第4位）

コンクールの詳細や最新情報については、公式サイト（ドイツ語、英語）をご参照ください。

このコンクールは、世界中の才能あるヴァイオリニストたちが集い、その技を競い合う場として、音楽界において非常に重要な役割を果たしています。入賞者たちは、その後の音楽キャリアにおいて、大きな飛躍を遂げることが期待されています。

もう一度検索