ハメッド・ハッダディ

ハメド・ハッダディ

Hamed Haddadi（ペルシア語: حامد حدادی、英語: Hamed Ehsan Haddadi、1985年5月19日 - ）は、イランのプロバスケットボール選手。
NBAのメンフィス・グリズリーズなどに所属し、ポジションはセンター。身長218cm、体重115.2kg。
イラン人初のNBA選手として知られています。フーゼスターン州アフヴァーズ出身。

来歴

2002年、クウェートで開催されたジュニアアジア選手権にU-18イラン代表として出場。予選2次リーグではU-18日本代表と対戦し、28得点16リバウンド3ブロック1スティールという活躍でチームを勝利に導きました。決勝では易建聯を擁するU-18中国代表に敗れましたが、銀メダルを獲得。

2004年には、テヘランで開催されたアジアヤングメン選手権にU-20イラン代表として参加し、見事優勝。金メダルを獲得しました。

2005年にA代表デビューを果たし、同年にドーハで開催された世界選手権のアジア予選を兼ねたアジア選手権に出場しましたが、結果は5位に終わりました。

2006年、ドーハアジア競技大会ではイラン代表として出場。準々決勝で日本代表と対戦し、29分の出場で12得点15リバウンドを記録し勝利に貢献。準決勝でカタール代表に敗れましたが、3位決定戦でヨルダン代表に勝利し、銅メダルを獲得しました。

2007年、徳島県で開催された北京五輪のアジア予選を兼ねたアジア選手権では、決勝でレバノン代表を破り優勝。イランを1948年以来60年ぶりとなる五輪出場に導きました。

2008年の北京五輪では、チームは予選グループで全敗し敗退。しかし、ハッダディ個人としては全試合に30分以上出場し、大会のリバウンド王（平均11.2個）とブロック王（平均2.6個）を獲得。平均16.6得点を記録するなど、その実力を世界に示しました。この活躍が認められ、大会後にはNBAチームとの契約を締結し、イラン人初のNBA選手となりました。

プレースタイル

218cmの恵まれた体格を生かしたプレーが特徴で、特にリバウンドとブロックショットに優れています。また、得点能力も高く、インサイドでの存在感は絶大です。

脚注

NBA.com-ハメッド・ハッダディ- （英語）
basketball-reference.com-ハメッド・ハッダディ- （英語）

関連項目

* バスケットボール選手一覧

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