バイオハザード アウトブレイク

バイオハザード アウトブレイク

『バイオハザード アウトブレイク』は、2003年12月11日にカプコンからPlayStation 2向けにリリースされたホラーアクションアドベンチャーゲームです。この作品は、人気ゲームシリーズ『バイオハザード』の外伝として位置づけられており、本編との関連性も持っています。続編『バイオハザード アウトブレイク ファイル2』が2004年に発売され、ゲームの基本コンセプトがさらに発展しました。

ゲームの特徴

本作の最大の特徴は、プレイヤーが8人の一般市民のうちの1人を操作し、ラクーンシティの危機的状況からの脱出を目指すという点です。プレイヤーは、シリーズおなじみのクリーチャーたちと戦うだけでなく、サバイバル要素を強く感じることができます。

オンラインモード

『アウトブレイク』では、インターネットを介してオンラインで遊ぶことが可能ですが、KDDIの「マルチマッチングBB」サービスと契約が必要です。しかし、このサービスは2011年に終了し、現在はオフラインモードのみのプレイとなっています。オンラインモードでは、チャット機能が制限されているため、プレイヤーは用意されたアドリブやアピールを用いてコミュニケーションを図ります。

シナリオと舞台

ゲームはラクーンシティを舞台に、過去の『バイオハザード』シリーズと同様の時間軸で進行します。全5つのシナリオがあり、それぞれ独立したストーリーが展開されます。各シナリオには特定のクリーチャーが登場し、プレイヤーはそれに対処しながら目標を達成する必要があります。

各シナリオの概要

1. 発生(outbreak) - J'sBARが舞台となり、ゾンビの襲撃から脱出するストーリー。
2. 零下(below freezing point) - アンブレラの研究所でのサバイバル。
3. 巣窟(the hive) - ラクーン病院でのサスペンス。
4. 獄炎(hellfire) - 火事に見舞われたホテルからの脱出を試みます。
5. 決意(decisions, decisions) - 大学内でT-ウィルスに立ち向かう物語。

登場キャラクター

プレイヤーが操作できるキャラクターたちは、それぞれ特性が異なり、武器や体力、ウィルス感染の進行度が異なります。例えば、警官のケビンは攻撃力が高く初心者でも扱いやすいキャラですが、対照的にメディカル専門のジョージは包容力があり、回復アイテムを使うキャラクターです。

NPCとクリーチャー

本作には多くのNPCも登場し、彼らのストーリーもプレイヤーの選択次第で変化します。また、降りかかる危機には多彩なクリーチャーが立ちはだかります。ゾンビやリッカー、ハンターといった恐怖の象徴たちが、プレイヤーに独自の挑戦を与えます。

総評

『バイオハザード アウトブレイク』は、サバイバルホラーの要素を重視し、プレイヤー同士の協力が重要な要素となるゲームです。特に独自のストーリーや登場キャラクターの個性が魅力で、今後もシリーズファンから愛される作品として語り継がれていくことでしょう。

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