バイオハザード5

バイオハザード5 (BIOHAZARD 5)

『バイオハザード5』は、カプコンが開発し、2009年にリリースされたサバイバルホラーゲームです。これはバイオハザードシリーズの第7作であり、PlayStation 3、Xbox 360、Windows、PlayStation 4|PlayStation_4、Xbox One、Nintendo Switchなど様々なプラットフォームに対応しています。このゲームは、前作『バイオハザード4』から約4年ぶりの続編となり、特にアクション要素と協力プレイについて強化されています。

発売と評価

2009年3月5日に日本で、続いて北米などでも発売され、非常に好評を博しました。特に北米市場ではXbox 360版が93.8万本を売上げ、日本ゲーム大賞2009では優秀賞を受賞しています。また、2016年にはPlayStation 4|PlayStation_4及びXbox Oneへの移植版が登場し、画質やフレームレートが向上しました。前述の通り、Nintendo Switch版も今回は注目を集め、体験版がE3で発表されました。

開発情報

本作の物語は、前作の5年後に設定されています。舞台はアフリカのキジュジュ地区であり、クリス・レッドフィールドと彼の相棒シェバ・アローマが、バイオテロを引き起こしているリカルド・アーヴィングの逮捕を目指します。このプロジェクトは、プロデューサーの竹内潤が中心となり、各方面から多くの経験豊富なスタッフが参加しています。

音楽の収録には20世紀フォックスのスタジオが使用され、武器の効果音はサンディエゴでの実際の銃器によって収録されました。また、開発の過程では『4』を手掛けた小林裕幸から竹内潤へのプロデューサー交代とともに、安保康弘や内海秀明なども参加しており、ハリウッドのスタッフの協力も得ています。

ストーリーの概要

ゲームが開始される2009年は、ラクーンシティの消滅から11年経過した時期で、アンブレラ社由来の生物兵器が世界中に拡散され、不安定な状況下に置かれています。このような中、BSAA（バイオテロ対策に特化した組織）が設立され、クリスたちはその一員としてアフリカに派遣されます。アーヴィングの密売によって危険にさらされる市民たちを救うため、彼らは目の前に迫る挑戦に立ち向かいます。

ゲームシステム

本作は、サードパーソンシューティング（TPS）視点で進行します。プレイヤーはクリスまたはシェバのいずれかを選び、二人一組で協力しながら進めていきます。従来の作品に比べ、敵との連携を重視したシステムとなっており、様々なアクションを駆使して戦う必要があります。また、ユニークな協力アクションやトレジャー収集要素も含まれています。

難易度とモード

本作では、難易度を選択することができ、AMATEURからPROFESSIONALまでのモードが用意されています。特にPROFESSIONALモードでは、敵の攻撃を受けた際のダメージが増加し、プレイヤーの操作がより厳しく要求される一方で、トレジャーの取得率が増加するなどの特色があります。また、クリア後には「THE MERCENARIES」モードも楽しめ、プレイヤーが強化されたキャラクターを操作できる機会が増えています。

登場人物

主要キャラクターには、BSAAのエージェントであるクリス・レッドフィールドの他、シェバ・アローマ、彼らの支援者であるジョッシュ・ストーンなどがいます。また、物語にはアンブレラ社の関係者や様々なクリーチャーが登場し、緊張感を与えます。特にクリスの過去の相棒であるジル・バレンタインが重要な役割を果たします。

論争と反響

本作の発売前には、人種問題に関する論争が巻き起こり、公開されたトレーラーが批判されました。カプコン側はこの問題に対して慎重に対応し、多様性を強調する修正を行いました。これは、ゲームシーンにおいて多くの文化的要素をもたらす試みとなりました。

結論

『バイオハザード5』は、アクション要素や協力プレイを組み込みつつ、物語性を重視した作品です。シリーズの魅力を保ちながらも、新しい要素が盛り込まれ、プレイヤーにとって忘れられない体験を提供しています。

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