バスケットボールロシア代表

バスケットボールロシア代表：歴史と実績

バスケットボールロシア代表は、ロシアバスケットボール連盟によって国際大会に派遣される男子ナショナルチームです。ここでは、1992年以前のソ連代表、そして1992年の独立国家共同体（連合チーム）の成績も合わせてご紹介します。

ソ連時代の輝かしい歴史

ソ連代表は、1940年にユーロバスケットで2連覇していたリトアニアなどを統合し、その力を結集しました。1947年のユーロバスケットで初優勝を飾ると、ヘルシンキオリンピックにも初出場し、銀メダルを獲得。その後、モスクワオリンピックのボイコットを除き、オリンピックでは常にメダルを獲得し続けました。

特に、1972年のミュンヘンオリンピックでは、バスケットボールが正式種目となって以来連覇を続けていたアメリカ代表を、決勝で破り金メダルを獲得。1988年のソウルオリンピックでも優勝を果たしました。世界選手権でも3度、ユーロバスケットでは14回もの優勝を誇り、ソ連は世界屈指のバスケットボール大国としてその名を轟かせました。

ロシア代表としての苦難と復活

ソ連崩壊後、ロシア代表は1994年と1998年の世界選手権で準優勝となりましたが、オリンピックではメダルから遠ざかりました。2000年のシドニーオリンピック、2004年のアテネオリンピック、そして2006年の世界選手権では出場権すら逃すという苦難の時代を過ごします。

しかし、2007年のユーロバスケットでは、決勝で2006年世界選手権王者のスペイン代表を破り、ロシア代表としては初、ソ連時代を含めると22年ぶりとなる優勝を果たし、2008年の北京オリンピック出場権を獲得しました。2010年には、2大会ぶりに世界選手権に出場し7位入賞を果たしています。

2012年のロンドンオリンピックでは、ロシア代表としてソ連崩壊以降初めてとなるオリンピックでのメダルを獲得し、古豪復活を印象付けました。

主な国際大会成績

1991年まではソ連代表として出場
1992年バルセロナオリンピックのみ独立国家共同体（EUN）として出場
それ以降はロシア代表として出場

オリンピック

ソ連時代
金メダル：1972年、1988年
銀メダル：1952年、1956年、1960年、1964年、1968年、1980年
銅メダル：1968年
ロシア
銅メダル：2012年

ワールドカップ

ソ連時代
金メダル：1967年、1974年、1982年
銀メダル：1990年
銅メダル：1963年
ロシア
銀メダル：1994年,1998年

ユーロバスケット

優勝：15回（1947, 1951, 1953, 1957, 1959, 1961, 1963, 1965, 1967, 1969, 1971, 1979, 1981, 1985, 2007）

主な選手

アンドレイ・キリレンコ
セルゲイ・モニア
ティモフェイ・モズコフ
アレクセイ・シェヴド
サーシャ・カーン
ヴィクトル・ハラッパ
* セルゲイ・カラセフ

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