バスケットボール中華人民共和国代表とは？意味をやさしく解説

中国代表バスケットボールチーム

中国代表バスケットボールチームは、中国バスケットボール協会によって編成されるナショナルチームです。ここでは、その歴史、国際大会の成績、代表選手について解説します。

歴史

1912年の中華民国時代にナショナルチームが結成され、1936年に国際バスケットボール連盟（FIBA）に加盟、ベルリン五輪に参加しました。第二次世界大戦後の国共内戦を経て、1949年に中華人民共和国が成立。FIBAが中国大陸と台湾の双方を承認していたことに不満を持ち、1958年にFIBAを脱退しました。

1974年にFIBAに復帰すると、アジア選手権で1975年から2005年までの16大会中14回優勝し、アジアバスケットボール界の強豪として君臨しました。1979年には中国がIOCに加盟し、1980年モスクワオリンピックはボイコットにより不参加でしたが、その後はオリンピックと世界選手権に নিয়মিতに出場しています。

1996年アトランタオリンピックでは予選リーグを突破、2004年アテネオリンピックでも強豪セルビア・モンテネグロを破り予選リーグを突破しました。2006年世界選手権ではアジア勢として唯一決勝トーナメントに進出しました。

2008年北京オリンピックでは、開催国枠での出場権を得て、予選リーグを突破し8位に入賞。2011年アジア選手権では15回目の優勝を果たし、ロンドンオリンピック出場権を獲得しましたが、ロンドンオリンピックでは全敗という結果に終わりました。

2013年アジア選手権では準々決勝で敗れ、ワールドカップ出場権を逃しましたが、自国開催の2015年アジア選手権では全勝で16回目の優勝を果たし、リオデジャネイロオリンピック出場権を獲得。しかし、リオ五輪でも未勝利に終わりました。

自国開催の2019年ワールドカップでは2勝3敗で大会を終え、2020年東京オリンピックの出場権を逃し、オリンピック連続出場が途絶えました。2024年パリオリンピックの出場権をかけた2023年FIBAワールドカップでも出場権を獲得できませんでした。