バスターガンダム

バスターガンダム

バスターガンダムは、人気アニメ『機動戦士ガンダムSEED』の中で登場する架空のモビルスーツ（MS）です。この機体は、地球連合軍によって開発された5機の試作型MSのうちの1つであり、主に遠距離からの砲撃任務を遂行します。特に、大型砲とミサイルを搭載しており、圧倒的な火力を誇ります。

設定背景

バスターガンダムは、地球連合加盟国の大西洋連邦が中立のオーブと協力して、宇宙コロニー「ヘリオポリス」で秘密裏に開発されました。内部骨格は、同じ系列のGAT-X102 デュエルやGAT-X105 ストライクと共通のフレームを採用しており、高い機動性を保持しています。この特性により、艦船や要塞を迅速に攻撃することが可能です。

特徴的なのは、バスターガンダムがシールドや近接武器を持たない点ですが、強力なフェイズシフト装甲（PS装甲）により、ビーム兵器以外の攻撃に対してほぼ無敵と言える防御力を発揮します。

武装と機能

バスターガンダムの主な武装には、2挺の大型携行砲が含まれ、それぞれは腰部のサブアームに接続されています。これにより、迅速な操作が可能であり、発砲時の反動を軽減する役割も果たします。砲の連射による PS 装甲のダウンを防ぐために、各砲には専用のサブジェネレーターが搭載され、両膝部には予備電源も設置されています。この機体は、砲の連結機能があり、連結することでより高威力の攻撃が可能です。

武装としては、220mm径6連装ミサイルポッドや350mmガンランチャー、94mm高エネルギー収束火線ライフルが搭載されています。これらの武器は、敵の艦船や歩兵に対する攻撃だけでなく、防御や攻撃の支援にも利用されます。

劇中での活躍

バスターガンダムは、プラントのザフト部隊に奪取された後、重要な戦局で活躍します。ディアッカ・エルスマンが搭乗し、敵艦隊を追撃したり、アークエンジェルとその母艦との戦いに参加します。特に北アフリカの砂漠地帯では、活発に敵を攻撃し、ザフト勢力に対抗します。しかし、ディアッカは最終的にアークエンジェルに投降し、バスターガンダムはオーブに持ち去られ、後に再編成された後に戦線に復帰することとなります。

派生機の登場

その後、バスターガンダムから派生機として、量産型のバスターダガーや新バージョンのライトニングバスターが登場します。特にライトニングバスターは、試験用に改修された機体で、更なる砲撃力の向上が図られています。また、アニメ『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』では、ヴェルデバスターガンダムが登場し、さらなるカスタマイズが施されています。

結論

バスターガンダムは、OVAや漫画、映画など、さまざまなメディアにおいてもその存在が引き継がれており、ガンダムシリーズの中でも特に人気があります。高い火力を有し、戦局に大きな影響を与えたこの機体は、今後も多くのファンに認知され続けることでしょう。

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