バックスペイサー

パール・ジャムの9thアルバム『バックスペイサー』（原題: Backspacer）は、2009年にリリースされ、アメリカのBillboard 200で最高1位を獲得したアルバムです。1998年のアルバム『イールド』以来、約10年ぶりにブレンダン・オブライエンがプロデューサーを務め、ミキシングも担当しました。本作は、バンド自身のレーベルである「Monkeywrench」からリリースされ、本国（アメリカ）以外ではUniversal Music Groupを通じて配給されました。

レコーディング

Henson Recording Studios, Hollywood, Los Angeles, California
Southern Tracks Recording and Doppler, Atlanta, Georgia

プロデュース

Brendan O'Brien & Pearl Jam

ミキシング

Brendan O'Brien

レコーディング・メンバー

エディ・ヴェダー - ボーカル、ギター
マイク・マクレディ - リードギター
ストーン・ゴッサード - リズムギター
ジェフ・アメン - ベースギター
マット・キャメロン - ドラムス、パーカッション

参加ミュージシャン

Bruce Andrus (Horn)
Richard Deane (Horn)
Susan Welty (Horn)
Justin Bruns (Violin)
Christopher Pulgram (Violin)
Cathy Lynn (Viola)
Danny Laufer (Cello)
Brendan O'Brien (Backing Vocals)
Eddie Horst (String and Horn Arrangements)

スタッフ

Brendan O'Brien (Produce, Mixing)
Nick DiDia (Recording)
Billy Bowers, John Burton, Tom Tapley (Additional Engineering)
Steve Morrison, Tom Syrowski (Assistant Engineers)
Bob Ludwig at Gateway Mastering (Mastering Engineer)
Jackie O'Brien, Mala Sharma (Production Coordination)
Neil Hundt (Drum Technician)
George Webb (Guitar Technician)
Tom Tomorrow (Album Concept, Album Art, Layout Design)
Andy Fischer (Layout Design)
* Patti Horst (Copyist and Contractor)

『バックスペイサー』は、パール・ジャムの音楽性の幅広さと、長年にわたるバンドとしての成熟度を示す作品として評価されています。ブレンダン・オブライエンのプロデュースにより、バンドの持ち味であるダイナミックなサウンドが際立っています。また、ストリングスやホーンセクションの導入により、楽曲に深みと奥行きが加わっています。アルバムのアートワークは、トム・トゥモローが担当し、アルバムのコンセプトを視覚的に表現しています。

本作は、パール・ジャムのファンだけでなく、幅広い音楽ファンにアピールする作品であり、彼らの代表作の一つとして位置づけられています。

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