バディ・ヒールド

チャバノ・レイニアー・ヒールド

チャバノ・レイニアー・ヒールド（Chavano Rainier "Buddy" Hield, 1992年12月17日 - ）は、バハマのグランド・バハマ島フリーポート出身のプロバスケットボール選手。現在はNBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属し、シューティングガードとして活躍しています。

生い立ちと経歴

ヒールドはバハマのグランド・バハマ島で育ち、高校時代から国内で頭角を現しました。NBA選手を目指し渡米、サンライズ・クリスチャン・アカデミー高校に進学。最終学年では平均22.7得点を記録し、カンザス大学やオクラホマ大学などから誘いを受け、最終的にオクラホマ大学へ進学しました。

大学2年生の2013-2014シーズンには平均16.5得点4.4アシストを記録し、Big-12の2ndチームに選出。翌2014-2015シーズンも17.4得点5.4アシストと数字を伸ばし、Big-12の最優秀選手に選ばれました。2015年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを一時表明しましたが、回避。

最終学年となった2015-2016シーズンは、平均25得点5.7アシストとさらに数字を伸ばし、オスカー・ロバートソン賞、ジョン・ウッデン賞、ジェリー・ウェスト賞を受賞するなど、輝かしいシーズンを送りました。

NBAでの活躍

ニューオーリンズ・ペリカンズ

2016年のNBAドラフトでは、全体6位でニューオーリンズ・ペリカンズから指名を受けました。新人王候補にも挙げられましたが、NBAへの適応に苦しみ、期待されたほどの活躍はできませんでした。

サクラメント・キングス

2017年2月19日、デマーカス・カズンズ絡みの大型トレードでサクラメント・キングスへ移籍。キングス移籍後は、出場時間が増加し、FG成功率.480、3P成功率.428、平均15.1得点と、大きく数字を伸ばしました。新人選手の中で1位となる148本の3ポイントシュートを成功させ、ルーキーシーズンを終えました。

2018-2019シーズンにはレギュラーシーズン全試合に先発出場し、自己最多の平均20.7得点を記録。オフにはキングスと4年8600万ドル（最大2000万ドルの出来高を含む）で契約延長しました。

2020年2月9日のサンアントニオ・スパーズ戦では9本の3ポイントシュートを決め、NBA通算800本目の3ポイントシュートを達成。これは、ステフィン・カリーの記録を抜き、史上最速での達成となりました。また、NBAオールスターウィークエンドのスリーポイントコンテストにも出場し、優勝を果たしました。

インディアナ・ペイサーズ

2022年2月8日、ドマンタス・サボニス、ジェレミー・ラム、ジャスティン・ホリデーとのトレードで、タイリース・ハリバートン、トリスタン・トンプソンと共にインディアナ・ペイサーズへ移籍しました。

フィラデルフィア・76ers

2024年2月8日には、3チーム間のトレードでフィラデルフィア・76ersへ移籍しています。

ゴールデンステート・ウォリアーズ

2024年7月6日、6チーム間のサイン・アンド・トレードでゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍し、ウォリアーズと2年総額2,100万ドルの契約を結びました。2024-25シーズン中の12月12日、ヒューストン・ロケッツとの対戦で通算3ポイント成功数2000本を記録しました。

バハマ代表

2014年より、バハマ代表としても活動しています。

プレースタイル

高いシュート力を持つシューティングガードであり、特に3ポイントシュートを得意としています。得点能力が高く、オフェンスの中心選手として活躍できます。

外部リンク

ドラフト情報 NBADraft.net、DraftExpress
選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM、Yahoo
Oklahoma Sooners bio
カレッジ通算成績と情報 Sports-Reference、Rivals、247Sports
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