デマーカス・カズンズ

デマーカス・アミアー・カズンズ

デマーカス・アミアー・カズンズ（DeMarcus Amir Cousins, 1990年8月13日生まれ）は、アメリカ合衆国アラバマ州モービル出身のプロバスケットボール選手です。現在、T1リーグの桃園レオパーズに所属し、ポジションはセンターです。

学生時代

カズンズは高校時代、名高いマクドナルド・オールアメリカンに選出されました。卒業後は、最初に約束されていたアラバマ大学バーミングハム校への進学が取り消され、著名な指導者ジョン・カリパリが指揮するケンタッキー大学に進むことになりました。大学では、将来のNBA選手であるジョン・ウォール、エリック・ブレッドソー、ダニエル・オートンとチームを組み、2010年のNCAAトーナメントではベスト8に進出する成果を上げました。カズンズは大学1年生の終了後、2010年NBAドラフトに早期エントリーし、サクラメント・キングスから全体5位で指名を受け、NBA入りを果たしました。

NBAキャリア

サクラメント・キングス時代

2010-11シーズン、カズンズはキングスでルーキーシーズンを過ごし、オールルーキーファーストチームに選出されました。2015年1月には、怪我のために辞退したコービー・ブライアントに代わりオールスターゲームに出場し、キングスの選手として約11年ぶりの出場を果たしました。また、2016年1月には自己最高の56得点を記録し、12リバウンドを記録するなど、印象的な活躍を見せました。

ニューオーリンズ・ペリカンズ

2017年2月、カズンズはペリカンズにトレードされ、新しいチームで新たな挑戦を始めました。初戦で元チームメイトのキングス相手に41得点、23リバウンドを記録し、大きな勝利に貢献しました。特に2018年1月22日には、シカゴ・ブルズ戦でトリプルダブルを達成し、その際のパフォーマンスはNBAの記録に名を刻むものでした。しかし、シーズン終了後には左アキレス腱を断裂し、長期離脱を余儀なくされました。

ゴールデンステート・ウォリアーズ

ペリカンズでの後、カズンズは2018-19シーズンにゴールデンステート・ウォリアーズに移籍しましたが、怪我の影響で出場試合数が制限され、期待されたパフォーマンスを発揮できずに終わりました。チームはNBAファイナルに進出したものの、カズンズはフィールドで苦戦し、最終的にはシリーズに敗れ去る結果となりました。

ロサンゼルス・レイカーズ

その後、レイカーズに移籍しますが、練習中に重い怪我を負い、全シーズンを通じてプレーできない状態に陥りました。2020年2月にはチームから解雇され、次のステージを模索することになりました。

ヒューストン・ロケッツとその後

ロケッツと契約したものの、またしても怪我に悩む日々が続き、十分なパフォーマンスを発揮できずに2021年に解雇されました。その後、クリッパーズと契約し、続いてミルウォーキー・バックスやデンバー・ナゲッツと契約、様々なチームでプレーした後は未だ現役選手として努力を続けています。

ナショナルチームでの活躍

カズンズは2014年のFIBAバスケットボール・ワールドカップや2016年のオリンピックにアメリカ代表として選ばれ、いずれも金メダルを獲得する成果を残しました。これらは選手としての実力を示す証となり、彼のキャリアにおける重要な実績です。

カズンズは、その多彩なスキルセットと力強いプレースタイルで、バスケットボール界において非常に影響力のある選手の一人です。

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