バベット戦争へ行く

映画『バベッド戦争へ行く』について

『バベッド戦争へ行く』（原題: Babette s'en va-t-en guerre）は、1959年に公開されたフランスの映画です。監督はクリスチャン＝ジャックが務め、主演は当時絶大な人気を誇っていたブリジット・バルドーが演じました。第二次世界大戦中のイギリス軍を舞台に、一人の女性が活躍する姿を描いています。

作品の背景

当時のブリジット・バルドーは、その美貌からセックスシンボルとして世界的に認知されていました。しかし、クリスチャン＝ジャック監督は、彼女の演技力にも注目し、「美しい外見だけでなく、その才能を多くの人々に見てほしい。特に16歳以下の未成年にも彼女の魅力を伝えたい」という強い思いから、この映画の制作に踏み切りました。

そのため、この作品では、バルドーはそれまでのイメージとは異なり、終始地味な軍服を着用しています。彼女の魅力的な体を強調するような露出は一切なく、演技力で観客を魅了するという、新たな試みに挑戦した作品となりました。

あらすじ

物語は、第二次世界大戦中のイギリス軍を舞台に、バベットという女性が様々な困難に立ち向かいながら活躍する姿を描いています。具体的なあらすじはここでは割愛しますが、彼女の勇気と知恵が、戦争という過酷な状況下でどのように発揮されるのかが見どころです。

キャスト

バベット: ブリジット・バルドー（日本語吹替: 小原乃梨子）
ジェラール: ジャック・シャリエ（日本語吹替: 広川太一郎）
シュルツ: フランシス・ブランシュ
フランツ将軍: ハンネス・メッセマー
パトリック大佐: ロナルド・ハワード
ダーシー: イブ・ヴィンセント
ゲシュタポ将校: ギュンター・マイスナー

日本語吹替版は、1973年9月9日に『日曜洋画劇場』で初回放送されました。

関連事項

この映画は、日本のテレビドラマ『快盗ルビイ』にも影響を与えています。劇中で、主演の小泉今日子が水道屋に扮装した姿を見た和田誠監督は、「『バベット戦争へ行く』のBB（ブリジット・バルドーの愛称）みたいだ！」と評しました。

外部リンク

バベット戦争へ行く - allcinema
バベット戦争へ行く - KINENOTE
Babette s'en va-t-en guerre - IMDb（英語）

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