バラード駅

バラード駅について

バラード駅（英: Burrard Station）は、カナダのブリティッシュコロンビア州に位置するバンクーバー市内の重要な交通拠点です。この駅はスカイトレインのエキスポラインに属し、1985年の12月11日に開業しました。駅はダウンタウンの中心、特に金融街に近接しており、訪れる人々にとってアクセス利便性が高い場所となっています。

立地と駅の構造

バラード駅は、バラード通り沿いに建設されています。この駅はヴィクトリア朝を意識した外観で、ガラス張りの屋根が特徴的です。地上部分は比較的小さく、地下に広がる3層構造を持っています。そのため、地上からは駅の全体像を把握しづらいものの、地下の広がりが魅力的です。

東側はバラード通りに面し、西側には小さな公園が整備されています。この公園は、周辺の喧騒から少し離れてリラックスできる場を提供しており、近隣のビジネスパーソンや観光客にとって貴重な休憩スペースとなっています。

駅の地下1階には、近隣の商業ビルであるベンタルセンターとロイヤルセンターへとつながる地下通路があります。これにより、外部からのアクセスが大変便利です。地下道は、駅の開業当初からベンタルセンターへ続いており、後にロイヤルセンターへも接続されました。

駅のホームと交通機関

駅のホームは片側に1面ずつ配置されており、西行きのホームは地下2階、東行きのホームは地下3階にそれぞれ分かれています。西方面行きの電車はウォーターフロント駅行き、東方面行きの電車はキングジョージ駅やVCCクラーク駅行きとなっています。

また、バラード駅の近隣にはトランスリンクのバス路線が数多くあり、主にメトロバンクーバーの郊外と中心部を結ぶ便が運行されています。このため、バラード駅は多くの路線の始発点や接続点として機能しており、通勤や観光に非常に重宝される場所です。

路線の概要

バラード駅は、エキスポラインの重要な駅として、年間を通じて多くの利用者に愛されています。また、バス路線が充実しているため、バラード駅はバスの発着所としても重要な役割を担っています。例えば、ノースバンクーバーやウェストバンクーバー方面、さらにはSFU（サイモン・フレーザー大学）やポートコキトラム方面への便も多く運行されています。さらに、カナダラインの開業前は、ダウンタウンとリッチモンドを結ぶBライン98系統の発着所としても機能していました。

バス路線の詳細

バラード駅の周辺には、様々なバス系統が発着しています。

• - 1番乗り場: 2系統（マクドナルド通り-16番通り）、22系統、32系統（ダンバー通り）、44系統（UBC行）、C21系統（ビーチ通り、臨時）、N22系統（マクドナルド通り-ダンバー通り、深夜）
• - 2番乗り場: 210系統（アッパーリンバレー行）、211系統（シーモア通り、臨時）、214系統（ブルーリッジ通り、臨時）、290系統（ディープコーヴ行、臨時）、292系統（アッパーリンバレー行、臨時）
• - 3番乗り場: 160系統（ポートコキトラム駅行）、190系統（コキトラム駅行）
• - 4番乗り場: 同様の系統が運行
• - 5番乗り場: 22系統（ナイト通り）、44系統（ダウンタウン巡回）、N22系統（深夜巡回）
• - 6番乗り場: R5系統（SFU行）

このようにバラード駅は多様な交通機関の接続地点であり、地域の移動を支える重要な役割を果たしています。バンクーバーを訪れる際には、ぜひ立ち寄りたい駅の一つです。

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