バルパライソ州

バルパライソ州について

バルパライソ州（スペイン語: V Región de Valparaíso）は、チリの中央部に位置する州です。州都は太平洋に面した港町であるバルパライソで、その美しい港湾都市の景観は、多くの観光客を魅了しています。州の人口は約181万人（2017年国勢調査）と国内で3番目に多く、一方で面積は16,396.1平方キロメートルと3番目に小さいという特徴があります。このため、人口密度は南東に位置する首都州に次いで2番目に高くなっています。

歴史

バルパライソ州は、過去に大きな自然災害に見舞われた歴史があります。

2010年2月27日の津波
2010年2月27日、チリ沖で発生したマグニチュード8.8の地震によって発生した津波は、ファン・フェルナンデス諸島を襲い、少なくとも8名の犠牲者が出ました。この津波は、サンティアゴの中央政府に最初に報告されたものでした。

2024年の山火事
2024年2月、州内では大規模な山火事が発生し、住宅地にも被害が及びました。この火災により、州内外で少なくとも137人が死亡し、16,000人以上が家を失うという甚大な被害が発生しました。

隣接州

バルパライソ州は、以下の州と隣接しています。

コキンボ州
サンフアン州（アルゼンチン）
メンドーサ州（アルゼンチン）
首都州
リベルタドール・ベルナルド・オイギンス州

行政区分

バルパライソ州は、以下の7つの県から構成されています。

パスクア島（イースター島）
ロス・アンデス県
マルガ・マルガ県
ペトルカ県
サンアントニオ県
サン・フェリペ・デ・アコンカグア県
バルパライソ県

州都であるバルパライソは、ビーニャ・デル・マール、ビジャ・アレマーナ、キルプエ、コンコンなどを含むグラン・バルパライソの一部を形成しています。その他、サンアントニオやキヨタなどの主要都市があります。

住民

州の人口は約171万人で、人口密度は94.1人/平方キロメートルです。住民の91.6%が都市部に、8.4%が地方に居住しています。バルパライソは州内で最も人口が多い自治体で、約30万8千人の住民を抱えています。また、ビーニャ・デル・マールも約28万7千人の人口を擁し、ビージャ・アレマナ、キルプエ、コンコンなどと合わせて、人口175万人のグラン・バルパライソを構成しています。キヨタは人口約20万1千人、サンアントニオは推計で25万人を超える人口を持つ、州内で2番目に大きな都市です。

関連項目

チリの地方行政区分

外部リンク

Gobierno Regional de Valparaíso 公式サイト（スペイン語）
* Robinson Crusoe, Moai statues and the Rapa Nui: the stories of Chile’s far-off islands

もう一度検索