バーザム

バーザム (BARZAM)

バーザムは、1985年に放送されたアニメ『機動戦士Ζガンダム』に初登場する架空のモビルスーツ（MS）であり、地球連邦軍の軍閥「ティターンズ」が開発した量産型機です。デザインは岡本英郎が手掛けており、それぞれの作品において様々な設定が与えられています。本記事では、バーザムの設定の変遷や、関連作品に登場するバリエーションについて詳しく解説します。

設定解説

バーザムは、従来のジムやザク系とは異なる独特なデザインを持ち、ティターンズの主力モビルスーツとして位置づけられました。設計はガンダムMk-IIを参考にしており、開発はニューギニア基地で行われました。バーザムの特徴として、軽量化された構造と経済性があり、一般兵士向けの汎用機として開発されたことが挙げられます。特に、頭部には大口径のモノアイカメラと鶏冠のような長いアンテナが特徴的です。

武装

バーザムは、以下の武装を装備しています。

1. ビーム・ライフル：独特な形状を持ち、通常の持ち方ではなく逆手で構えます。肩に接続して使用することも可能です。
2. ビーム・サーベル：前腕部に内蔵され、使用時にほかの腕で抜刀する仕組みとなっています。
3. 60mmバルカン・ポッド：後頭部や側頭部に取り付け可能なバルカン・ポッドです。
4. グレネード・ランチャー：劇中には未登場ですが、デザインはされており、改造商品に搭載されています。
5. メガ・ランチャー：小説『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』での登場武器です。

劇中での活躍

バーザムは『機動戦士Ζガンダム』の第35話で新型機として配備され、その後の戦闘に使用されました。登場作品の中では数多くの戦闘に参加しましたが、特に目立った活躍は少なく、主に集団戦でその実力を発揮します。

バリエーション機

バーザムには多くのバリエーション機が設定されています。中でも『A.O.Z Re-Boot』では、次世代主力機として扱われ、さまざまな改良や設定が追加されました。また、特殊任務用に改造された「バーザム・ブラックヘアーズ特殊任務仕様」や、レジオンに鹵獲された「バーザム・レジオン鹵獲仕様」も存在します。

バーザム改

原作の設定を踏襲しつつ、リファインされたバーザム改が『ガンダム・センチネル』などに再登場しました。この機体は、連邦軍における主力量産機としての役割が期待されています。

関係作品

バーザムは様々な作品に登場しており、特に『A.O.Z』シリーズでは進化したデザインや設定が印象的です。また、アニメ『ガンダムビルドファイターズ』では、実際の商品化にもつながるデザインとして登場しました。

このように、バーザムはその独特のデザインと設定から、多くのファンに愛され続けている重要なモビルスーツです。今後さらなる展開が期待されます。

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