パウロ・ディバラ

パウロ・ディバラ

基本情報

パウロ・ブルーノ・エセキエル・ディバラ（Paulo Bruno Exequiel Dybala）は、1993年11月15日にアルゼンチン・コルドバ州で生まれたサッカー選手です。彼は現在、イタリア・セリエAのASローマに所属し、アルゼンチン代表としても活躍しています。ポジションはフォワードですが、攻撃的ミッドフィールダーやセカンドトップの役割もこなします。ディバラはイタリアとポーランドの血を引いており、イタリアの市民権とポーランド国籍を持っています。彼のプレースタイルは、リオネル・メッシやパストーレ、元イタリア代表のモンテッラと比較されることが多いです。

経歴

インスティトゥート

ディバラは17歳の時、地元クラブのインスティトゥート・デ・コルドバでプロデビューを果たします。彼は公式戦で40試合に出場し、17ゴールを記録しました。このクラブでは、いくつかの記録を打ち立て、特に38試合の連続出場記録を更新しました。

パレルモ

2012年にUSチッタ・ディ・パレルモに移籍し、新たなキャリアが始まります。彼はセリエAでのデビューはラツィオ戦で果たし、初ゴールはその後の試合で決めました。2014-15シーズンには、前線でフランコ・バスケスとともに10ゴールを記録し、大きな注目を集めました。

ユヴェントス

2015年5月にユヴェントスへの移籍が決まり、3200万ユーロという移籍金で契約を結びます。加入初年度から徐々に活躍し、34試合で19ゴールを決めるなどの成績を収めました。2017年からはチームの背番号10を引き継ぎ、さらなる活躍を見せました。特にチャンピオンズリーグのヤングボーイズ戦でのハットトリックや、リーグ戦での10ゴールを記録し、ユヴェントスでの評判も高めました。2022年までの契約期間中、ディバラは数々のタイトルを獲得しましたが、同年6月にユヴェントスを退団。

ローマ

退団後の2022年7月にはASローマへの移籍が発表され、移籍後すぐにゴールを決め、セリエA通算100ゴール目を記録しました。2023年にはUEFAヨーロッパリーグの準決勝でも重要なゴールを挙げ、チームを決勝に導く活躍を見せました。

代表歴

ディバラは多重国籍を持ちながら、アルゼンチン代表を選択しました。2015年にA代表に初招集され、2018年のワールドカップにも出場。2022年のワールドカップでは、決勝戦に出場し、優勝の瞬間を味わいました。彼はまた、コパ・アメリカでもアルゼンチンに貢献し、3位決定戦で得点を決めています。

プレースタイル

ディバラのプレースタイルは、創造性と高いテクニックを併せ持つ機敏さが特徴です。狭いスペースでもドリブルを駆使し、ポストプレーや正確なシュート、ヘディングを得意とします。ディフェンスにも献身的に取り組む彼は、様々な攻撃的ポジションをこなすことができる点が彼の魅力です。

ゴールパフォーマンス

彼はゴールを決めた際に「ディバラマスク」と称される特有のパフォーマンスを行います。これは彼が剣闘士の仮面を象徴しており、戦う姿勢を表現しています。ディバラはこのパフォーマンスについて、「必死で戦う時には強くなるための仮面を身に着ける必要がある」と語っています。

個人成績

2021年11月22日現在、彼の成績は非常に優秀であり、多くのタイトルを獲得しています。これまでのキャリアでの活躍は、彼の名声を高め続けています。

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