パックマンミュージアム

『パックマンミュージアム』（PAC-MAN MUSEUM）は、バンダイナムコエンターテインメントから2014年 6月25日にリリースされた、レトロゲームのデジタルコレクションです。不朽の名作『パックマン』を中心に、その派生作品や関連タイトルを複数まとめて楽しめるように企画されました。

このコレクションには、発売当初、主要な『パックマン』関連タイトルが9作品収められていました。さらに、後に追加の有料ダウンロードコンテンツとして1作品がラインナップに加わり、合計で10作品の多様なゲーム体験が提供されました。しかし、残念ながら本作品は2017年 4月27日をもってデジタル配信を終了しました。

PAC-MAN MUSEUM+ について

『パックマンミュージアム』の配信が終了してからおよそ5年の時を経た2022年、新たなコレクションタイトルが登場しました。それが『PAC-MAN MUSEUM+』（パックマンミュージアムプラス）です。この『MUSEUM+』は、前作『パックマンミュージアム』に収録されていた作品のうち8タイトルを基盤としつつ、さらに新規のゲームを追加することで、より充実した内容となっています。

『PAC-MAN MUSEUM+』は、2022年 5月26日にNintendo SwitchおよびPlayStation 4|PlayStation_4向けに発売され、翌日の5月27日にはXbox One、Steam、そしてWindows PC向けにも提供が開始されました。これにより、多くのプラットフォームで再びパックマンのクラシックタイトル群に触れることが可能となりました。

収録作品リスト

『パックマンミュージアム』および『PAC-MAN MUSEUM+』に収録されている主な作品は以下の通りです。

パックマンミュージアム収録作品

パックマン: 全世界のゲームファンに愛され続ける、オリジナルのアーケードゲーム。迷路内でクッキーを食べ、ゴーストから逃げるシンプルながら奥深いゲーム性。
ミズ・パックマン: オリジナルの『パックマン』に女性キャラクターが登場し、迷路デザインやゴーストの動きに変化が加えられたバージョン。（※『MUSEUM+』には未収録）
スーパーパックマン: マップ内に配置された鍵を集めて扉を開けながら進む、新しいゲームシステムを導入した作品。
パック&パル: パックマンに加えて「パル」という新たなキャラクターが登場。パルが持ってくるアイテムを活用しながらプレイする。
パックマニア: シリーズで初めて斜め見下ろし視点の3D表現を採用。パックマンがジャンプしてゴーストを回避するアクションが特徴。
パックマンアレンジメント (2005年): 『パックマンミュージアム』のために開発された、現代的なアレンジが施されたオリジナル版パックマン。
パックランド: パックマンがキャラクター性を確立し、横スクロールアクションゲームとして新たな世界を切り開いた作品。
パックマンチャンピオンシップエディション: 短時間でハイスコアを競う「チャンピオンシップモード」を確立し、競技性を高めた人気シリーズの初代作。
パックアタック (GENESIS版): 『コズモギャング・ザ・パズル』の海外向けアレンジ移植。上から落ちてくるブロックやモンスターを配置して連鎖を狙うパズルゲーム。（※『MUSEUM+』には未収録）
パックマンバトルロイヤル: 最大4人で対戦可能な、アーケードで人気のバトルゲーム。

PAC-MAN MUSEUM+ 追加収録作品

前作『パックマンミュージアム』に収録されていた8タイトルに加え、『MUSEUM+』では新たに以下のタイトルが追加されました。

パックアタック (SNES版): 『パックアタック』のスーパーファミコン（海外名SNES）版。GENESIS版とは異なるバージョンです。
パックインタイム: パックマンが時間を超えて冒険する、パズル要素の強いアクションゲーム。
パックマンアレンジメントアーケード ver.: 『パックマン』のアーケード版をアレンジし、新しいアイテムや敵キャラクターが登場するバージョン。
パックモトス: バンダイナムコの人気タイトル『モトス』をパックマンの世界観でアレンジしたアクションゲーム。
パックンロールリミックス: ニンテンドーDSで発売された『パックンロール』をアレンジし、操作方法などを調整したバージョン。
パックマン256: 『パックマンチャンピオンシップエディション』のスタイルを発展させ、迫りくるバグから逃げながらハイスコアを目指す作品。

パックマンミュージアム