パット・マカフィー

パトリック・マカフィー：NFLスターからWWEスーパースターへ

パトリック・ジャスティン・マカフィー（Patrick Justin McAfee）は、1987年5月2日生まれ。アメリカ合衆国ペンシルベニア州プラム出身のプロレスラー、元アメリカンフットボール選手、そして人気カラーコメンテーターという多彩な顔を持つ人物です。現在はWWEに所属し、その卓越した才能を発揮しています。

NFLでの輝かしいキャリア

マカフィーは、2009年のNFLドラフトでインディアナポリス・コルツから全体222位で指名され、NFLの世界に足を踏み入れました。コルツではパンターとして活躍し、その実力は高く評価されました。

2014年シーズンには、3,221パント獲得ヤードを記録し、自身初となるプロボウル、オールプロファーストチームに選出されるという輝かしい実績を残しました。2016年シーズンにも2年ぶりにプロボウルに選出されるなど、NFLを代表するパンターとしての地位を確立しました。

しかし、膝の怪我やコルツのGMとの関係悪化などが重なり、2016年シーズン限りで現役を引退。惜しまれつつもNFLの舞台を去ることとなりました。

引退後も、2020年にはピッツバーグ・スティーラーズのファンがマカフィーとの契約を求める動きを見せるなど、その人気と実力は健在でした。マカフィー自身もTwitterにパントの動画を投稿するなどアピールしましたが、契約には至りませんでした。

引退後の活動：コメンテーター、実業家、慈善家

NFL引退後、マカフィーはFOXスポーツやESPNでコメンテーターとして活躍。アメリカンフットボールに関する豊富な知識とユーモアあふれる解説で、多くのファンを魅了しました。

また、自らの名を冠した会社や財団を設立し、慈善活動にも積極的に取り組んでいます。社会貢献への意識も高く、多くの人々に影響を与えています。

プロレスラーへの転身：新たな挑戦

大学時代からプロレスに関心を抱いていたマカフィーは、2017年に本格的なプロレス転向を決意。リップ・ロジャースの指導のもとでトレーニングを積み、プロレスラーとしての基礎を築き上げました。

2018年からはNXTの番組にアナリストとして出演するようになり、アダム・コールとの抗争を通じてプロレスラーとしての才能を開花させました。同年12月にはWWEと複数年契約を結び、2019年2月に正式発表。プロレスラーとしての新たなキャリアをスタートさせました。

2021年4月にはスマックダウンへ移籍。2022年のレッスルマニア38ではオースティン・セオリーに勝利し、その実力を見せつけました。試合後にはビンス・マクマホンとも対戦しましたが、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンにスタナーを浴びせられるというサプライズもありました。同年のサマースラムではバロン・コービンに勝利しています。

2023年のレッスルマニア39では、スヌープ・ドッグが主催した試合でザ・ミズと対戦。リングサイドで観戦していた現役NFL選手ジョージ・キトルの加勢もあり、勝利を収めました。

まとめ

パトリック・マカフィーは、NFLでの輝かしいキャリア、コメンテーターとしての成功、そしてプロレスラーとしての挑戦を通じて、常に新しい可能性を追求し続ける人物です。その多才さとエンターテイナー性で、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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