パトリック・ユウ

パトリック・ユウ（Patrick Yu）は、1968年2月13日生まれのスポーツMC、スタジアムDJです。身長188cm、体重83kgと恵まれた体格を持ち、その存在感ある声とパフォーマンスで観客を魅了します。兵庫県神戸市出身ですが、出生地は東京都渋谷区千駄ヶ谷です。愛称は「パット」として親しまれています。

生い立ちとキャリア

パトリック・ユウの父親は外資系企業に勤務するアメリカ人、母親は舞踊家の家系を持つ韓国人です。5歳の時に母親と共に神戸へ移り住み、地元の幼稚園に入園しましたが、馴染めなかったため、小学校からインターナショナルスクールの聖ミカエル国際学校、中学校はカナディアン・アカデミー国際学校に進学しました。

1984年（16歳）の時、ディスコDJの存在を知り、その魅力に惹かれてすぐに弟子入りし、DJとしての活動を開始しました。その後、ラジオ番組にもディスクジョッキーとして出演するなど、早くからその才能を発揮していました。

ラジオDJとしての活動

1995年から1999年までは、Kiss-FM KOBEで、1996年から1999年まではZIP-FMで、ラジオDJとして活躍しました。2000年から2001年にはABC朝日放送ラジオ、2004年から2006年にはBAY-FM、2007年から2008年にはTOKYO FMでも番組を担当し、幅広い層のリスナーを魅了しました。また、サッカーではヴィッセル神戸のスタジアムDJとして1995年から3年間活動していました。

34歳の時に東京へ拠点を移し、新たなステージへと進みました。

現在の活動

現在は、プロ野球の東京ヤクルトスワローズ、ジャパンラグビーリーグワンの東芝ブレイブルーパス東京、B.LEAGUEのサンロッカーズ渋谷のオフィシャルスタジアムDJとして活躍しています。特に東京ヤクルトスワローズでは、2008年からオフィシャルスタジアムDJを務めており、その背番号は愛称から「810（パット）」となっています。ファン感謝DAYや新入団会見などのMCも担当し、チームとファンをつなぐ重要な役割を担っています。

また、スワローズファンの五代目坂東亀三郎（現・坂東彦三郎 (9代目)）とは、2015年に共著『絶対東京ヤクルトスワローズ! -スワチューという悦楽-』を出版し、スワローズ愛を語り合いました。さらに、2020年放送の特撮ドラマ『ウルトラマンZ』では、変身アイテム「ウルトラゼットライザー」の音声を担当するなど、その活躍の幅を広げています。

プライベートでは既婚者であり、2児（1男1女）の父親でもあります。

パトリック・ユウは、その多様な経験と才能を生かし、スポーツ界を中心に幅広い分野で活躍を続ける人物です。

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