パトリック・ロビンソン (コーナーバック)

パトリック・ロビンソン（Patrick Robinson、1987年9月7日 - ）は、フロリダ州マイアミ出身の元アメリカンフットボール選手です。現役時代はコーナーバックとして活躍しました。

プロ入り前

高校時代はワイドレシーバーとしてプレーし、2年次には32回のレシーブで491ヤード、6TDを記録。さらに、8インターセプトをあげるなど、攻守に才能を発揮しました。3年次には10TD、11インターセプトと、その才能をさらに開花させました。

大学入学前には、Rivals.comから四つ星評価を受け、全米16位のコーナーバックとして注目されました。フロリダ大学、ミネソタ大学、フロリダ州立大学からオファーを受け、最終的にフロリダ州立大学へ進学しました。

1年次の2006年は、左コーナーバックの控えとして12試合に出場し、11タックルを記録。クレムゾン大学戦では、トライフォーポイントをブロックし、チームメイトのリターンTDに繋げました。2年次の2007年には、先発5試合を含む12試合に出場し、27タックルを記録。大学記録となる5試合連続インターセプトを含む6インターセプトを記録し、アトランティック・コースト・カンファレンスのオールチームに選出されました。

3年次の2008年は、8試合に先発出場を含む9試合に出場し、26タックル、1インターセプトを記録。2009年には、自己ベストとなる52タックルを記録しました。

2010年のNFLドラフトにて、ニューオーリンズ・セインツから1巡指名を受け、7月29日に5年契約を結びプロ入りを果たしました。

ニューオーリンズ・セインツ

2010年シーズン開幕戦のミネソタ・バイキングス戦でプロデビュー。10月10日のアリゾナ・カージナルス戦でキャリア初の先発出場を果たしました。ルーキーシーズンは11試合に出場（4試合先発）し、28タックルを記録。シアトル・シーホークスとのワイルドカードゲームにも出場し、ポストシーズンを経験しました。

2011年シーズン、10月2日のジャクソンビル・ジャガーズ戦で、ブレイン・ギャバートからプロ初インターセプトを記録。2年目のシーズンは15試合に出場（7試合先発）し、47タックル、15パスディフェンス、4インターセプトを記録しました。

2012年11月5日のフィラデルフィア・イーグルス戦では、マイケル・ヴィックのパスをインターセプトし、99ヤードのリターンTDをあげ、ダレン・シャーパーのチーム記録に並びました。この年は全16試合に先発出場し、64タックル、18パスディフェンスはいずれもキャリアハイの記録となりました。

2013年シーズンは膝蓋骨の怪我によりわずか2試合の出場に留まりました。契約最終年の2014年は、14試合に出場（6試合先発）し、39タックル、11パスディフェンスという成績でした。

サンディエゴ・チャージャーズ

2015年3月19日にサンディエゴ・チャージャーズと1年契約を結びました。シーズン開幕戦のデトロイト・ライオンズ戦で移籍後初出場し、3タックルを記録。マシュー・スタッフォードからインターセプトを奪取するなど、チームの勝利に貢献しました。このシーズンは全試合に出場し、49タックル、8パスディフェンスを記録しました。

インディアナポリス・コルツ

2016年3月23日にインディアナポリス・コルツと3年契約を結びましたが、怪我に悩まされ7試合の出場に留まり、オフに放出されました。

フィラデルフィア・イーグルス

2017年3月28日にフィラデルフィア・イーグルスと1年契約を結びました。このシーズン、イーグルスは13勝3敗で地区優勝を果たし、プレーオフに進出。ミネソタ・バイキングスとのNFCチャンピオンシップゲームでは、チーム初得点となるインターセプトリターンタッチダウンをあげる活躍を見せ、チームも38-7で大勝し、スーパーボウル進出を決めました。ニューイングランド・ペイトリオッツとの第52回スーパーボウルでは、3タックルを記録。試合終了間際にトム・ブレイディが投じたヘイルメリーパスを弾き、イーグルスのスーパーボウル優勝を決定づけました。

イーグルス退団後

2018年3月14日に古巣のセインツと4年契約を結びましたが、怪我の影響もあり3試合の出場に留まりました。2019年シーズンは試合出場がなく、2020年シーズンは12試合に出場し、14タックルを記録しました。2021年8月10日に現役引退を表明しました。

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