パブロ・マルケス

パブロ・マルケス（Pablo Márquez、1973年6月4日 - ）は、アメリカ合衆国出身のプロレスラーです。1995年のデビュー以来、様々な団体を渡り歩き、個性的なキャラクターと高い身体能力で観客を魅了してきました。

デビューからECW時代

プロレスラーとしての基礎は、ラリー・シャープが主宰するモンスター・ファクトリーで培われました。1995年にデビュー後、エクストリーム・チャンピオンシップ・レスリング（ECW）に参戦。過激なファイトスタイルが特徴のECWで、その才能を磨きました。

WWFでのインド人ギミック「バブー」

1998年、パブロ・マルケスはワールド・レスリング・フェデレーション（WWF、現WWE）に参戦。タイガー・ジェット・シンの息子であるタイガー・アリ・シンの召使というインド人ギミック「バブー」を演じました。しかし、このギミックは短期間で終了し、1999年にWWFを離脱しました。

みちのくプロレス参戦とUWA世界ミドル級王座獲得

WWF離脱後、1999年には日本の「みちのくプロレス」に参戦。海外の選手が少ない時期の参戦は貴重で、その高い運動能力で日本のファンを沸かせました。同年5月には、プエルトリコでUWA世界ミドル級王座を獲得し、その実力を証明しました。

KAIENTAI DOJO参戦とPABLO

2002年4月20日には、KAIENTAI DOJOに「PABLO」のリングネームで参戦。「Nudy Rave」というユニットに所属し、新日本プロレスにも参戦を果たしましたが、年内に帰国したためユニットは解散となりました。

プエルトリコ、そしてインディー団体へ

その後はプエルトリコを主戦場とし、2003年から2004年にかけてはカルロス・コロンが主宰するWWC（World Wrestling Council）で活動。2005年からはビクター・キニョネスが主宰するIWA（International Wrestling Association）に移籍しました。近年は、フロリダのCCW（Coastal Championship Wrestling）などのインディー団体を転戦し、試合に出場する傍ら、後進の指導にもあたっています。CCWでは、トレーナーセンターの運営スタッフの一員として、選手の育成やレフェリーの指導にも携わっています。2019年には、CCWに参戦したザ・グレート・サスケとタッグを組み、話題となりました。

得意技と獲得タイトル

パブロ・マルケスの得意技は、高い跳躍力を活かした450°スプラッシュです。

主な獲得タイトルは以下の通りです。

UWA世界ミドル級王座：2回
WWC世界ジュニアヘビー級王座：3回

入場曲

入場曲は、SP-MORRYの「BABY-BASS」を使用しています。

パブロ・マルケスは、その長いキャリアの中で、様々なリングで多様な経験を積んできました。今後も、その経験を活かし、プロレス界に貢献していくことが期待されます。

もう一度検索