パワーワイド

パワーワイド (Power Wide)

概要

「パワーワイド」は、1995年4月3日から1996年3月29日までの約1年間、テレビ朝日系列で放送されたワイドショー番組です。本番組は、平日の午後2時枠で放送されており、かつての人気番組「こんにちは2時」の後継となる位置付けでした。メインキャスターには芸能リポーターの東海林のり子が起用され、アシスタントには寺崎貴司アナウンサーが務めました。

この番組はローカルセールス枠で放送されたため、静岡朝日テレビや名古屋テレビ放送、広島ホームテレビなど、一部の系列局では放送されませんでした。これらの局は、当時「土曜ワイド劇場」の再放送や連続ドラマを放送していたため、平日の午後は別の番組編成が行われていました。特に静岡朝日テレビや名古屋テレビなどは、過去に「こんにちは2時」をネットしていたものの、その後放送を打ち切っていました。

放送の特徴

「パワーワイド」は、同時間帯に他局が2時間の枠で放送する中で、14時台のみの放送を続けました。ただし、1995年5月頃にはオウム真理教関連の報道が増加したため、数回にわたり放送時間を延長し、15時45分まで放送されました。この際、夕方のニュース番組も変更され、通常の番組編成に影響を与えることがありました。

北海道テレビ放送は、当初自社制作の番組「解決5000番」を放送していましたが、1995年8月31日にこの番組を打ち切り、その翌日から「パワーワイド」を放送するようになりました。このような変遷を経て、最終回まで放送が続けられました。

終了と後続番組

1996年の春に行われた改編では、長時間ワイドショーの枠を持つ後継番組「ワイド!スクランブル」が開始され、「パワーワイド」はその形で終了を迎えました。アシスタントの寺崎貴司は、その後もメインキャスターとして「ワイド!スクランブル」に出演し、2009年から2014年にかけてはメインキャスターを務めることになりました。このように「パワーワイド」は、視聴者に様々な話題を提供し、テレビ朝日のワイドショー史に名を刻んだ番組となりました。

放送ネット局

「パワーワイド」は、全国のテレビ朝日系列局で同時ネットで放送されました。主な放送局には、北海道テレビ放送、青森朝日放送、秋田朝日放送、福島放送、さらには九州朝日放送などが含まれています。これらの局が同時に番組を放送することで、全国の視聴者に向けて多彩な情報を提供することが可能でした。

本番組は、当時の日本社会における様々な出来事を取り上げ、視聴者の関心を引きつける努力を続けていました。

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